2019.06.25
森を楽しむスペシャリスト、生業をつくる、里山エネルギーで暮らす
事業所名美山里山舎〔南丹市〕
つながりさん: 小関康嗣さん

「住まいやエネルギー、身近にあるものだけで、暮らせるはず」

2005年から、南丹市美山町宮島地区でチャレンジを続ける、美山里山舎の代表、伝統軸組建築大工の小関康嗣さん。

森林資源を活用する木質バイオマス、農業用水路を活用するピコ水力発電、もちろん伝統建築の住まい、木のある暮らし、火のある暮らしなどで、「持ち込まない、持ち出さない」と、地域循環型の生活様式を提案。訪れるたびに実用化されるのがスゴイ!

 

 「森の鍼灸院」の森林ヨガ、マウンテンバイクの「M-TRAIL

3年程ご無沙汰。訪れてビックリしたのは、美山里山舎の裏山、宮島地区のシンボル「城山」に、2016年、頂上の山城跡へとつながる環境共生型の森林作業道「四万十式作業道」の設置。「木を切り出して山仕事をつくるためには、道が必要。環境負荷をかけない道をみんなでつくる」の小関さんの言葉通りに実践。作業道には、ヨガステージと山頂へのトレイルコースが設置され、これらも関係者が知恵や力を出し合ったもの。それぞれに運営母体も作られて、教室やイベント、一般利用なども順調に滑り出しているようで、さらにビックリ。

 

Cafe里山舎は、土日祝営業のうどんと親子丼の店「城山製麺」

美山かやぶき美術館の隣、少し高台にあるCafé里山舎は、里山の景色が堪能できて私のお気に入り。バイリンガル女子の中園涼子さん中心に、里山スタッフが工夫する地元食材メニューが人気でしたが、さすがに、里山プロデュースが多忙になったようで、週末営業のうどん屋さんが開業。美山の平飼いの鶏と卵は昔から絶品で、美山の名水で茹で上げる、つるつるもちもち自家製麺のおうどんとの相性もバッチリだとか。私がチョイスした親子丼は、そこら辺からとってきた(たぶん)摘み草サラダと鹿汁つきで満足なお味。ここでも里山での起業を支援。

 

「山」は、仕事を生み出す宝の山

間伐材を丸太のまま組み上げて作られたストックヤードに、ぎっしり並べられた薪の眺めは壮観です。エコ森林作業道づくりや、省資源・最小コストで伐採、搬出、製材、建築を実践しつつ、研修・見学、技術講習、ワークショップも定期的に開催し、普及促進にも取り組む里山舎。「基盤を整備すると、山や食、健康や遊びの専門家、関心のある人たちが来てくれて、それぞれにユニークな仕事や里山の暮らしを作ってくれる。その基盤となる山の活かし方、木質資源のフル活用方法などを実践しながら見出し、しっかり広めていきたい」と小関さん。伝統を学びつつ新しいことにもチャレンジ。目が離せません。

INFORMATION

< 美山里山舎 >


住所京都府南丹市美山町島朴ノ木8

電話0771-75-0015

FAX075-320-2450

Emailinfo @ satoyama-sha.com

HPhttp://satoyama-sha.com