2019.08.21

高岡にて、アール・ヌーヴォー・ミュシャ展と地域を楽しむ~京女のひとり旅3

お出かけしたのは、富山県高岡市美術館の「アルフォンス・ミュシャ展」。高岡市へのひとり旅は4度目、ミュシャ展も、美術館「えき」kyotoやら、ひろしま美術館やら、佐川美術館やらで見てかれこれ4回目。ミュシャの女子は何度見てもうっとり。撮影可能だったので、バシャバシャ撮っちゃいました。

テレビ・ぶらぶら美術・博物館でも「みんなのミュシャ」展が解説されてて、この秋には京都文化博物館でも開催予定とか。まさに、大人気、みんなのミュシャです。

この女子のスタイルの良さ。時々、自宅にポストカードを飾って、思い出したように無駄なダイエットに励みます。

高岡市でのミュシャ展のチラシを見つけたのは、初夏の富山・能登へ旅のとき。その際に石川県七尾美術館での興味ある企画展も見つけて、セットでお出かけすることにしました。とにかく旅好きな私。都道府県立や市町村立で設置されていることが多い美術館は、女子ひとり旅に持ってこいのスポット。冷暖房完備、トイレもキレイで女子好み。オシャレなカフェの併設なんかあると最高の時間つぶし・・・いえ、じっくり一人で芸術に浸れます。駐車場が完備され公共交通機関でのアクセスもバッチリ、迷いません。人気の企画もの以外は結構空いているのもうれしく、良くも悪くも、さすが公共的施設です。美術館を中心に商店街、まちなか、地域を歩くのが、また楽し。他美術館のチラシをゲットして次の旅を見つけることも多く、ワクワク美術館めぐりです。

とはいえ、ツレアイ存命中でふたり旅のときは、旅先で美術館なんて行ったこともなかったんですけどね。興味ある企画展は京都での開催に出向けばいいし。まあ、旅も人生も、シーンに応じて楽しみましょう、と言うことで。

高岡は京都から車で約300km、4時間。ちょうどお昼にかかったので、美術館カフェで軽食ランチ。

京都よりマシとは言うものの、この日も33℃の猛暑日。加賀藩・前田利長公の高岡城跡を整備した高岡古城公園、銅器のまち高岡の伝統技術で作られた高岡大仏も、通り過ぎるだけでヘロヘロの状態。土蔵造りの町並みや千本格子の家並みエリアまで歩いてカフェでも、との計画は断念。また次回の楽しみに。

で、アーケードの商店街で一休み、と思ったものの、土曜日なのにシャッターが多く、高岡大和百貨店は翌週に閉店のお知らせが。ちょっと悲しい。

立派な高岡駅前。けど駅前大通りのアーケードのお店もあまり開いてなかったようで、さらに悲しい。

地元の方々は、ちゃんと不便なくお買い物できてるのかしら。京都府庁職員時代に商店街振興の担当をしていたこともあり、地域の商店街事情はとても気になります。商店街で買い物したこともない行政職員が提案する商店街振興策、大型スーパーやドラッグストアの出店に際しても地域の政治的な思惑やチカラが複雑に絡み合ってきた商店街振興。けど、消費者も置き去りにされたままではアカンですよね。自分たちの「まち」やし、自分たちで維持して次世代につないでいかんとアカンのやから。地域やエリアを超えてでも、アイデアや力を出せるようなつながりができるとええんやけど、と思いつつ、暑さもあって地元カフェが見つけられなかったので駅構内で一服。ちょっと味気ないけど、プハァ~~。安上がりに満足しちゃいました。