2020.01.16
亀岡市畑野の暮らしお助けチーム「みどり会」&猫のいるカフェ「ガーデンモリス」

出迎えてくださった、蝶ネクタイがオシャレなマスターは、河北政一さん。おん年86歳。ちなみにカフェのマスターではなくて、オジサマたちの地域のお困りごとお助けグループ「緑(みどり)会」のマスター。その役職もちょっとカッコイイ!

カフェのオーナーは、マスターの横でほっこり笑顔の阪本初恵さん。ここは亀岡市畑野町「猫のいるカフェ『ガーデンモリス』」。入り口を入った左手に猫ちゃんたちのお部屋が設置されています。この日は猫ちゃんスタッフの出勤日ではありませんでしたが、「金・土・日の営業なので、休日を利用して猫たちに会いに来てくださる方が結構多いんですよ」と阪本さん。

ガーデンモリスには、ほぼ一年前のクリスマス頃に取材に寄せていただいて、京都地域力ビジネス(ちーびず)ブログや冊子で紹介もしていましたが、「丘のてっぺんで急な階段がちょっと危ないこともあって移転されたよ」と情報をもらった経営応援コーディネーターの八木真澄さんに連れてきてもらいました。

実は、みどり会メンバーにお会いするのは初めて。「カフェ改修の大工仕事や駐車場の砂利敷きやら、すごくいろいろ手伝ってくださるんですよ」と、前回訪問したときに阪本さんからみどり会さんの活躍を伺っていましたが、移転オープンされたカフェにも、いたるところにそのパワーが発揮されてるのと、DIY好きの阪本さんの力が合わさって、もとお好み焼き屋さんだったとは思えない変身をとげ、そのコンセプトどおり、イギリスのクラシックな大人の雰囲気を醸し出すオシャレなカフェに。そして蝶ネクタイマスターの登場となったようです。。。なんか、楽しい~~。

山を切り開いてできた新興住宅地の畑野町。豊かな自然に囲まれた癒される住環境が素晴らしいとはいえ、亀岡市街から少々距離があり少子高齢化や過疎化も進んでいるようです。そこで、2年前に地域の人たちのお困りごとを助けてあげたいと結成されたのがみどり会。一線を離れてもキャリアを活かして様々なお手伝いをしてくださるオジサマたちのグループです。

そして、みどり会の代表が池田洋二さん。畑野町自治会の副会長でもあります。

電球をかえる、草刈り、木の剪定、空き家の掃除・撤去・リフォームなどいろんな地域の暮らしの困りごと。「10人ほどのメンバーですが2年かかってようやくそれぞれの得意技が見えるくらいに力がついてきました。ボランティアもあれば謝礼を出される方や補助金がおりるものなどあって、当初はたいしたお金でもないからと自治区の会計を利用してたら、謝礼や補助金が入ることに文句が出たり不公平に感じたり。とは言えガソリン代や機械工具やこまごました経費は必要で、また作業者には少しでも謝礼を出してやって経済循環をつくらないと続けられないと思い、独立会計で運営することを決定してみどり会をスタートさせました」と池田代表。「景観の悪化から荒れ地の草刈りなどを依頼されると、まず地権者を探してお手紙を書きます。お話ができると地権者のことがわかり地権者もこちらの状況が知れて感謝され作業もスムーズに進められます。つながりをつくることは重要です」とも。行政だけではとてもできない地域づくりです。「見積もりを出して有償で請け負う作業もありますが、これがなかなか大変。ほんとにいろいろな依頼があってどういう見積もりにすればいいのか悩みつつです。今後の課題ですね」と。「儲けるため」じゃなくて「続けるため」、これを理解してもらうために、私も府庁時代からずーっと戦い続けています。ますます重要になる地域づくりのソーシャルビジネス推進、がんばらなくっちゃ!

蝶ネクタイの河北マスターは、ビル清掃の会社経営もされてたことがあり建物のメンテやクリーニングのプロフェッショナル。業界の人材育成・教育システムづくりの経験もあるとか。このカフェもそうですが空き家再生はお手のもの。出たゴミも再生。「楠(くすのき)の巨木の処理を依頼され、そこで出たおがくずを持って帰ってこられて、『これは天然の防虫剤になるんや』と教えてもらったので、ちょっと可愛く瓶詰めにして手づくり市で販売してみたら、よく売れたんですよ~」と阪本さんも楽しそう。「取り壊しを依頼された家の建具には現在では使われない貴重な素材のものもあるんや。再利用すると味のあるものが出来上がるし、ちょっとしたお金になったら必要な機械なんかも買えるしなぁ」と河北マスター。汚れが張り付いたガラスやドア等のハウスクリーニングのプロの技、ワークショップとか企画しようかしら。

あひるのお芋さん登場。河北マスターの畑から来ました。ショウガ、ネギ、紅芯大根、畑でとれる食材を阪本さんがカフェのランチやスイーツ、加工品に仕上げます。「畑、今度は何を作ろうかなぁ」と河北さん。「阪本さんは、みどり会の商品開発部長。これから畑野の特産品も作っていきたいなぁ」と池田さん。阪本さんからは「日替わり手作りのお弁当はじめたんですよ。畑野地域は配達します。池田さんよろしくお願いします」「えっ、いつから?」・・楽しい会話が飛び交うカフェ「ガーデンモリス」。猫ちゃんとともに、みどり会や地元の人たちが気軽に集うカフェです。ランチやお弁当の試食はまた次回に持ち越し。私も楽しみです。

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