2019.08.22

石川県七尾美術館へ行ってみる~京女のひとり旅4

北陸の旅、2日目は七尾美術館へ。大正ロマンとモダンデザイン展。

せっかくの駅前ホテル宿泊なので電車。高岡駅から七尾駅。直通はなく途中乗り換えの普通電車で約80分。ホテルの人にも「車で行かれた方が良いですよ。電車は本数もないし乗り換えに時間かかりますよ」と言われたものの「ランチにビールでも飲みたいし」と言いつつ駅へ。富山・高岡から金沢への北陸本線は新幹線の開通により三セク化。あいの風とやま鉄道の高岡駅で乗車し、石川県に入るとIR(あいあーる)いしかわ鉄道になって、金沢少し手前の駅・津幡(つばた)で、金沢発のJR七尾線に乗り換えて・・・となんだかややこしい。まあ、ネットに従えば迷うこともなく、地域ウォッチのんびり旅にはいいけれど、地元の人たちは不便じゃないのかしらと心配になります。。ともあれ、日曜の朝7時過ぎ乗車だとボックス貸し切り状態で七尾着。マスコットもお出迎え。「とうはくん」やって。そうそう、七尾は日本画家・長谷川等伯の生誕地。ちなみに、ICOCAは使えませんでした。

観光案内所の女子に教えてもらって、美術館まで20分ほどのまちウォーク。きれいに整備されたまちの文化ゾーンに立地する美術館。企画展もさることながら、美術館そのものも気になっていました。

展示は大正から昭和にかけての乙女チックロマンもの。竹久夢二は岡山の美術館を何度か訪れたことがあるものの、あまりなじみがないこの時代のモダンデザイン、結構お気に入りしました。管内の壁に拡大ディスプレイされているのは、小林かいちのデザイン。コイキでステキ。

カフェは眺めがバツグン!。ほぼ独り占め状態もうれしっ!って、運営者はうれしくないかもですが。。11時前、朝食も早かったし食いはぐれてもアカンのでランチカフェ。特に日曜は定休か混雑のことが多いので要注意。残念(?)ながらビールはありませんでした。

加賀藩祖前田利家ゆかりの小丸山城址公園を抜けると、行政的ハード整備されたまちなかへ。観光スポットらしい花嫁のれん館を横目に見つつ、一本杉通り商店街へ。

冷房効果を高めるためか、商店街のお店、のれんは出てるものの戸が閉まってたので、外観を眺めただけ。七尾は北前船の寄港地で賑わった地で、パンフによると老舗の、ろうそく屋さん、海産物屋さん、おしょうゆ屋さん、お茶販売屋さんがあるようですが、物があふれる今日この頃、買い物は何かに共感してからゲットしたいところ。商店街のアンテナ的カフェなんかがあるといいのにね。もちろんオシャレなやつ。とは言え、行政が絡む商店街や観光振興に女子の意見はなかなか反映されないからなぁ。。。。ともあれ、猛暑が過ぎる季節につき、3時間ほどの滞在で駅へ。

帰りも、途中乗り換えの普通列車80分ほどかけて高岡駅に到着。暑くてうつらうつらしたけど、緑の稲穂が広がる景色はなかなか良かったです。そういえば、企画展中だった七尾美術館は長谷川等伯作品の展示がなく、カフェにも長谷川等伯ブレンドコーヒーってあるんやなぁ、と見てはいたもののスルー。暑さのせいで(?)、すっかり忘れていました。日本画に興味を持ったきっかけは、長谷川等伯だったと言うのに、「とうはくん」ごめんなさいです。初回訪問は、まちの概略をつかんだところまで。そして次回へ、ということで。また次の楽しみができました。長旅だったので、またまた高岡駅ビルでプハァ~~。満足しました。