2020.03.20

亀岡市「ほづあい研究所」にて、藍で染めたマスク、ゲットしてきました。

京都亀岡の保津町、幻の京の水藍「京保藍(きょうほあい)」の栽培と藍染の加工や販売をされている「ほづあい研究所」。代表の吉川慶一さんがFacebookで藍染めのマスクを紹介されてるのをみて、さっそく亀岡へ出向き買い求めてきました。

亀岡のまちおこしと言えば明智光秀公。光秀でまちおこし、長年の苦労が実って今まさにNHK大河ドラマで旬の人。マスクは光秀公の家紋のキキョウの花びらをちりばめたもの。無地とぼかしの2種、そして花びらのない無地のぼかし染めだけの3種類。どれも捨てがたかったので3つとも大人買いしちゃいました。笑顔がステキな吉川代表ですが、小さくてかわいらしい花びらのアイデアやデザインは娘さんの佳代子さんです。サイズはS、M、L。1枚1650円。JR亀岡駅近くの建設中スタジアムの物産館でも販売予定ですが、手縫いなので量産が難しいとのこと。先に問い合わせてからお出かけされた方がいいかな。

「藍で染めた布は抗菌作用があるし、何回でも洗って使えます。藍染め木綿の3層構造で、中のポケットにガーゼを入れたら厚みも出るしね。新型コロナウイルスだけでなく花粉症、インフルエンザ、風邪、今やマスクは必需品やからね」と吉川さん。

絵画のような保津町の風景。ほづあい研究所からの眺めです。京都市内で染めに携わってこられた吉川さん。2015年に豊かな景色が広がるこの亀岡保津の地域で藍の栽培を始めるために、まず先進地の徳島県に出向いたところ、そこで出会ったのが、なんと、その昔京都市南部の湿地で栽培されていた「京藍」の種。徳島の藍師さんが脈々とつないでこられた種に出会えた幸運をぜひ活かさなければ、と、保津地域の方々の協力を得て栽培をスタート。途絶えていた京の水藍の復活を目指して「京保藍」と名付けられました。京都ちーびずのページでも紹介させてもらっています。

保津の研究所には商品ディスプレイのほか、この日も藍染め体験をされてる方もいらっしゃいました。良い色に染めあがりました。革小物の縫い糸にされるようです。ジャパンブルー、何に使っても良いですねぇ。「他の草木や植物で染めると自然のいろいろな色が楽しめます。また体験しに来てくださいね。対応しますよ。最近は木や板にも藍染めを試しています。藍のチカラをもっともっと広げたい」と吉川さん。ほづあい研究所は、この4月から「京都ほづ藍工房株式会社」になる予定。新たに京保藍をオーガニック栽培される方も見つかったようです。

京保藍の苗。これを畑に植え付けます。

この日は、京保藍の藍抹茶とか食の特産品部門を担当されている「京都保津川こなこな研究所」の代表・中野恵二さんにも出会えて、からだよろこぶ「京保藍の藍茶のど飴」をいただきました。中野さんも京保藍を栽培されてて、苗の植え付けとか収穫とかを一般参加可能なイベント形式で実施されてます。自然豊かな場所やからコロナも大丈夫と思うので、今年はぜひ参加してみたいですね。

中野さんの地元のお米と黒豆のお菓子「京の黒まめ ポンころりん」。亀岡スタジアムの物産館で販売されているとのことで帰りにゲットしてきました。光秀さまご推薦の山椒、煕子( ひろこ)さまおススメのきな粉、玉子さまお好みのプレーン。カラダにやさしい地元食材のポン菓子シリーズです。ポリポリ食べれちゃいます。「これもぜひ見てきて」とチケットいただいたので大河ドラマ館も覗いてきました。こちらは来年の1月まで。いろいろ楽しめる亀岡です。