2019.09.15

京丹後久美浜、カフェ「糀(こうじ)マルシェ」を楽しむ~京都の風

ようやくお会いできました。カフェ店主の余根田沙織さん。6月にお邪魔したときはご不在だったので、今回の訪問、楽しみにしていました。(糀マルシェについては、先のブログで簡単に紹介しています)

余根田さんは、上級麹士でナチュラルフード・コーディネーターさん。ちなみに、糀・麹=「こうじ」は、蒸した米、麦、大豆にカビ菌(麹菌)を繁殖させたもので、米からできたものが米糀、麦からのものは麦麹と呼ばれているとのこと。ここでは、母体事業「みんなのふる里」でつくられる地元久美浜産の農薬、化学肥料不使用の米糀をいろいろアレンジされています。

この日は、先日開催された「京丹後54マルシェ」主催メンバーの味田佳子さんと、丹後の小さな旅・ちーたびをプロデュースする山本洋子さんとの女子会訪問。ピーチ甘糀スムージー、ぶどうの甘糀スムージー、冷やし甘酒と、いろいろ注文してワイワイ。砂糖なし、ノンアル。フルーツも地元産。私がいただいた基本の甘酒はとてもスッキリ。私は夏バテってしてないけど、してる人にはとてもおススメです。また甘酒がちょっと苦手と言う人はスムージーを。地元のヨーグルトなども入っています。第二の脳と言われる腸。そしてその腸内環境を整える発酵食品・糀を気軽に取れるアレンジを工夫されています。

「スイカのさっぱり感がまたいいですよ」と試食に出してもらったレッドサマースムージー。スイカがとても主張する夏の名残りのスムージーでした。

隣の兵庫県豊岡市在住で子育て中の余根田さん。自身の体調不良から子供や家族の食生活を改善。「みんなのふる里」の安井さんと出会って糀の素晴らしさを知って勉強しつつ、農地を守る地域活動の取り組みにも共感。親子参加型お菓子づくりワークショップの開催や、農作業にも参加していたところ、安井さんからカフェ運営の打診を受けて決断。今年2019年5月に「糀マルシェ」をオープン。「リピーターもできて少しずつお客さんも増えてきました。地元京丹後の方々や豊岡、そして舞鶴からも来てくださいます。京阪神からは観光の方かな。女性が7割、3~40代の方が多く、男性は女性についてこられる程度だったんですが、最近、50代くらいでしょうか、一人で来られる男性がチラホラ。健康に気をつかわれる方が増えたんでしょうか。うれしいです。」と余根田さん。ところでサトウキビストローに、テイクアウト用は再生PET樹脂素材のカップ。できることからエコ活動も実践中です。

締めにランチ。「おにぎりと甘糀入り冷汁風」。ご飯、梅干しは、みんなのふる里からの地元産。お豆腐も地元商店のものです。窓から久美谷川をながめつつ開放感あふれるカフェでの贅沢なひとときを満喫しました。味田さんが撮ってくださったので、楽しげにはしゃぐ私の写真も掲載させてもらいました。すいません。

ところで、ところで、糀マルシェに伺う前に、山本洋子さん(下の写真)の取り組み、ちーたびのお話を聞くためにオジャマしたのは、京丹後市峰山のまちなかにあるダイニングカフェ「シズカ・パパ」。高級そうなチェロの横に立っていただいたのは店主の中村シズカさん。サイフォンで提供されるコーヒーや、店内の音楽へのこだわりの様子、地域の歌のサークルのことなど、気になって少し聞いてみると、とても時間が足りなくなってしまったので、日を改めてまた訪問させていただくことになりました。新しいつながりです。楽しみ!