2024.01.07

京都、神社の大絵馬はお出かけ美術館。八坂さん~安井の金比羅さん~・・神泉苑にも

京都市東山区・八坂神社(やさかじんじゃ)。早朝ウォークでパチリ。朝6時過ぎ。八坂さんの大絵馬はいっつもオチャメでカワユイ系。それにしても大絵馬奉納の文化ってスゴイよね。テーマ干支の画家らの作品が毎年タダで見れんねやで。ウォークもできるし、この時期まちなかウロウロしてても怪しまれへん・・って、やっぱ怪しい?。狭い京都、神社の入口探すのもなかなか大変なんやから。

スサノオノミコト君かなぁ。まさか、ヤマタノオロチ退治的な・・ンなことあらしまへん。辰年(たつどし)早々に辰退治したらアカンやん。へへっ。神道(しんとう)は民族宗教や言うても神頼みってせーへんし、そもそも祀ってはる神さん、古事記や日本書紀の解説本読めば読むほどなんだかな―、の世界。アマテラスを天岩屋(あめのいわや)から出すんにコアなストリップショーしてみんなで笑い転げる、ってどない?。コンプライアンスもなんもあったもんやない。天皇もその子孫て気の毒。けどまぁ、そんくらいが気楽に楽しぃ生きられてえぇんかも。とりあえず森羅万象への感謝も込めて、京の神社をめぐりつつ、大絵馬探し。もはや来年のヘビ絵馬も見たい気分。気ぃ早っ!

八坂さんのつづき、国宝本殿近くの手水舎(てみずしゃ)。去年ははやりの花手水(はなちょうず)やったけど、今年は祇園らしい飾りつけ。宮川町やらの花街も餅花や水引でシンプルやし。こっちのがえぇね。

京都市東山区・安井金比羅宮(やすいこんぴらぐう)。縁切りの金比羅さん。例年、桂米團治(かつらよねだんじ)さんの原画。八坂さんとはうって変わって、ここの辰は、にらむドラゴン。朝6時半。暗がりに浮かび上がる姿がいかにも悪縁を断ち切ってくれそうで、頼もしい。

京都市上京区・北野天満宮(きたのてんまんぐう)。日本画家らしい甲辰(きのえたつ)やね。楼門に掲げはるんで全体的にも絵になる景色。この高さだと人は写り込まへんけど、天神さんへのお出かけは年末。早朝の八坂神社ウォークからの第2弾。どっちも大晦日からの混雑には耐えられまへん。この日も観光客らがよーさん。写真だけ撮ってお参りもせんと退散。ちなみにお賽銭なし、たいがい・・。

京都市左京区・吉田神社(よしだじんじゃ)。そー言えば行ったことなかったよーなと、夏ごろにお出かけ。節分さんで有名なわりに素朴やなー、やった。大絵馬奉納されてないやろか、と・・。

こんなんもえぇんちゃぁう。ほのぼの、味あるわ~~。北野の天神さん近くのバス停から、座れそーな市バス系統探したら京都府庁前を通る東行きのバスめっけ。右京区に住んでた頃時々乗ったやつ、懐かし・・で、そのバスで行けそーなんが吉田神社やった。この日は結構歩いた。帰りの四条烏丸行きバス、座れたけど四条通が動かへん。京都駅行きは車内がやたら混むし、どないせーっちゅうねん。

京都市北区・今宮神社(いまみやじんじゃ)。門前のあぶり餅やさんが有名なとこ。十二支でたったひとつ、架空の辰。シンプルな色づかいで神秘マシマシ。

今宮神社、南の楼門の足元に置かれてて見落とすとこやった。右下やで~。東門から入った境内に大絵馬見あたらへんかって、せっかくやし正面から帰ろ、で見つけました。大徳寺の西、今宮門前通り突き当りに立派な楼門があるとはいえ、交通量少ない通りで目立たへんやろに。知る人ぞ知るの京都やさかい、やね。

京都市北区・上賀茂神社(かみがもじんじゃ)。元旦の朝6時半。立砂(たてずな)の向こう、細殿(ほそどの)の左右に大絵馬。敷地広く人もいーひんけど大絵馬も見えへん。。。あしからず。

気を取り直して、京都市上京区・護王神社(ごおうじんじゃ)。宝玉を持って雲間から現れる神龍。暗雲を切り開き、新年が明るい世の中となりますようにとの願いを込めた日本画家の奉納らし。足腰の神様&狛イノシシの神社。元旦は地下鉄沿線をチョイス。京都府庁の近所でそない有名やなかったはず、などと思てたら、足腰に悩む人ことのほか多く狭い境内が満杯。あらまぁ。ウォークを日々楽しむ私の干支はイノシシ。私を拝んどいたらえぇんちゃぁう。

白イノシシがとらわれてました。かわいそーやん!!

京都市西京区・松尾大社(まつのおたいしゃ)。京の版画家原画の通常版の絵馬を、超巨大絵馬にしたんやて。使いまわし?・・えぇよ、ポストカードを拡大したって感じやね。正月2日目の早朝7時前。四条烏丸から桂乗り換えの阪急電車ルートで初めて来てみたけどえぇね。さすが阪急。嵐電より安いし、市バスより始発が早い。福田美術館も今度からこれで来よっかなぁ。嵐電は嵐山のど真ん中に駅。いきなりの混雑で、到着と同時にいっつもマックスでムカついてるし。

京都市右京区・梅宮大社(うめのみやたいしゃ)。ユニークな絵柄がおもしろい。越前国・・福井市の東郷子安地蔵院(とうごうこやすじぞういん)の会から毎年奉納されてるらし。梅宮から「子安観音」を受けて建立されたお寺やとか。律儀やねぇ。京都風でないんが新鮮な味わい。梅宮は松尾大社から桂川にかかるデッカイ松尾橋を渡ったとこ。夜明け間近のワイルドな京の空を堪能できる松尾橋ウォーク。気分爽快!。帰りは朝7時過ぎ。正月2日目の四条通を走る市バスも爽快!!。毎日こんなんやったら・・やっぱ京都市は即財政破綻かなぁ。。

京都市東山区・豊国神社(とよくにじんじゃ)。京都女子大生活デザイン研究所作ってある。秀吉はんやし出世開運とひょうたん。勢いある絵やん。正月2日目の第2弾は近鉄電車で伏見・御香宮神社(ごこうぐうじんじゃ)したけど、大絵馬見あたらんので京阪電車でここへ。途中、あの有名神社駅はホームまで大混雑。通り過ぎました。今やないよね。山登りも途中挫折したままやし行きたいねんけど。

京都市中京区・神泉苑(しんせんえん)。京友禅作家・足立さんの奉納。色合いのやさしさがステキやん。友禅っぽい、気ぃする。神泉苑は江戸期に真言宗のお寺にされたけど、平安時代、桓武天皇(かんむてんのう)が宮中の庭園としてつくらはったとこ。平安京・大内裏(だいだいり)の南東に隣接し、弘法大師・空海が「雨乞いの祈祷」をしたり、疫病退散・祇園祭のルーツ「御霊会(ごりょうえ)」も開かれたりの、京都的にかなりの重要ポジション。江戸期にできた世界遺産の二条城なんぞより・・は、ともかく、 空海による雨乞い以後、多くの名僧が雨乞いの祈祷を行うようになり、神泉苑の池には善女龍王(ぜんにょりゅうおう)が住むとされ、神と仏とを調和した「神仏習合」の色合いが残っていると解説。京都の魔界系本にも神泉苑ってよーでてくるんすよ。正月過ぎたらもーちょっと掘り下げてカルチャーしよっかな。

長々やけど大絵馬ウォッチングまだ途中。けどほんま、アートって目で初めて見たけど、感動するね。あちこちゴロゴロ。他府県神社にも大絵馬はよーさんあるんやろけど、1日に何個も見れへんやろし、狭い京都ならでは。市バス、地下鉄、阪急、近鉄、京阪・・さて今日はどれに乗ってどの神社へ行こかな、ですわ。アカン、また楽しい遊び、見つけてしもた。