2021.03.22

京都の桜、清水寺と円山公園から知恩院さんへ~ひとり静かにお散歩

円山公園(まるやまこうえん)の祇園しだれ桜。咲き始めをパチリ。今年の桜は早かった。

桜の開花も清水寺朝ウォークから。仁王門横のしだれ桜も早かった。仁王門前の紅梅が満開になる頃には桜のつぼみもふくらんで程なく開花。中京区の世界遺産・二条城内のソメイヨシノも咲いたようで、3月16日の私の誕生日には近畿一番に京都開花宣言。二重にうれしい気分。

清水寺三重塔近くのソメイヨシノも開花。朝6時過ぎ、写真が撮れるくらいに明るくなってすっかり春。

産寧坂(さんねいざか)=三年坂(さんねんざか)のしだれ桜。下に見えてるのは新聞配達のおにぃちゃんとバイク。早朝でもこのスポットはしだれが咲くと人が写る。この朝もバイクが立ち去るのを待ってる人らがいたけど、そうこうするうち地元のおばあちゃんがよっこらしょよっこらしょとのぼってきて「はい、ごくろうさん」と。さらに下には石段をのぼりかけたカメラ小僧が。いつまで待たはんねやろ。ほんまにごくろうさんやわ。このあたり日中は人だらけ、休日はコロナがキケンな状態。

そこでコロナリスクをできるだけ回避すべく、京都ひとり静かにお散歩シリーズ。人との間隔をあけて、人が少なめなところをねらって京都をウロウロ。桜はやっぱ平日か三分咲きくらいまでが安心かも。京都の桜はシチュエーションがえぇんで、ある意味、花があってもなかっても、そこそこ満足できます、って、わたしだけかしら。

清水寺から八坂神社への途中、大雲院の正門越しに見る桜の風景。石畳の「ねねの道」から見える祇園祭の山鉾を模した祇園閣(ぎおんかく)って建物を有する大雲院。ねねの道の突き当りを右に左に円山公園の方へくくっと曲がると左手に見えます。一幅の絵のようで昔からちょっとお気に入り。

円山公園の「祇園しだれ桜」に到着。「祇園の夜桜」として親しまれ祇園の賑わいにもまさに花を添えるしだれ。昭和の頃、年度替わりの歓送迎会の頃の夜には酔っ払いばっか。京都府庁での歓送迎会もこのあたりが多かった。昔むかし20代頃は2次会3次会と上司や先輩の行きつけのスナック、飲み屋、時には女子らが横に座るクラブっちゅうやつに連れていかれたり。けど、そこは公務員サラリーマン。後日しっかり請求されると次回からは人を選ぶことを学習・・・なーんてなことがあったとしても、しだれ桜に罪はなし。桜守(さくらもり)の佐野藤右衛門(さのとうえもん)はんが管理しはる樹齢80年を超えるしだれ。ちょっと痛々しい感があるけど、京都のまちでいち早く咲くこの桜が大好きです。

円山公園からお隣の知恩院(ちおんいん)さんへ。浄土宗総本山。「華頂山」の額がかかる国宝の山門をバックに咲き始めた桜をパチリ。で、ここで止めておいたらえぇのに、ついつい正面から登りたくなる石段。山門が大きすぎてそー見えへんのやけど、この石段は段差が大きすぎ。のぼるは「上る」より「登る」の感。数段登るとたいがい後悔。けど足をくじきそうで下りるに降りられず。ちなみに、横にはゆるやかな石段。シャトルバスもあるみたい。若者以外はこちらをおススメします。

石段を登りつめると国宝の本堂・御影堂。はしっこの方にある桜を入れてパチリ。

御影堂の正面右側の軒下には、名工・左甚五郎(ひだりじんごろう)の忘れ傘。魔除けに置いたと言われてるやつ。「忘れ傘はこの上です」と案内板あり。外からおまいりをして、桜ウォークの知恩院さんは終了。で、折り返し。帰りみちでは、来しなに見つけた、ねねの道の高台寺を拝観予定。「しだれ桜咲いてます」の案内に誘われて。ブログは次へ。