2025.05.30

京都・北野天満宮で青もみじ。秀吉の御土居は平和やった。。

えぇショットやないですか。人がおらんのが、最高や。北野天満宮の境内。

若いもみじに朱塗りの鶯橋(うぐいすばし)。京都まちなかで今、こんなに心静かに新緑を感じられるとこ、あらへん。

修学旅行の子らも外国人も、緑のもみじなんぞに興味は無いんやろ。想定外にナイススポット、北野天満宮の青もみじ。最近やもんねぇ「青もみじ」。まちなかでも新緑楽しめまっせ言うて観光閑散期に人寄せはじめはったんは。天神さんにある言うても道真(みちざね)はん関係あらへんので拝んでもご利益ありません。御土居(おどい)は秀吉(ひでよし)はんが作らはった京都を囲む土の壁。外敵に備えるためと鴨川の氾濫からまちなかを守る堤防として、東は鴨川、北は鷹ヶ峯(たかがみね)、南は九条あたり、そして西がこの川、紙屋川(かみやがわ)にそって築かれたらし。この土塁が洛中と洛外の境目。JR丹波口駅も旧千本通やし、京の西の端はだいたいこのあたりやったんやー。がしかし天下泰平の江戸時代には不要になって結構取り壊されたんで現存9か所が「史跡」に指定。天神さんとこが「史跡御土居の青もみじ」で売り出さはったんで、私も御土居を認識したって感じやね。御土居自体は地味やから。10分ほどでひとまわり500円。ちょこちょこ人いはったけど写り込まずにショットが撮れたのを祝して数枚をご紹介。

入り口から入ると、ちょっとした舞台と御土居の説明板。

朱色の橋にひかれて下りながらカメラスポットを探す。

橋の上から紙屋川と御土居を眺める。天神さんの境内とは思えんほど人っ気がない。もーねー、ただただ、うれしっ。私には500円以上の価値。

ちょっとアップで、もみじ。

展望所から青もみじ越しに、国宝の本殿。豪華な屋根がよーさんある八棟造り(やつむねづくり)。絶妙なカーブ。大きな神社、お寺もやけど、屋根のカーブがステキやね。なかなか外屋根を見上げる・・ましてや上から見下ろすって、京都では特にないんで、さらに得した気分でした。

梅の花の季節には必ずこのショットを撮る三光門(さんこうもん)。今は立ち止まる人も無し。はぁ~~、みな、何しに京都来てはんのやろ。これから市バスでまちなかへ帰らんとアカン思たら、平和な気分が吹っ飛んだ。やれやれっス。