2022.03.14

京都・梅宮大社、よーやく咲き始めた梅の花

京都市右京区梅津(うめず)、梅宮大社(うめのみやたいしゃ)の梅の花。まだまだコロナ禍。静かにゆっくり楽しめる梅スポットへお出かけ。

京都のまちなかから、四条通をずーっと西へ突き進む市バスに乗って、終点の桂川にかかる松尾橋の一つ手前のバス停・梅宮大社前で下車。参道への案内板を曲がると見える梅宮大社の鳥居。

酒造の神様でもある梅宮大社。楼門にも酒樽が並んでます。

まだまだ、つぼみがたんまりの、若々しい梅の花。奥に見えるのが拝殿。梅宮大社の歴史は古く、約1300年前の奈良時代。もともとはこの場所でなく、京都南部の山城国井手(やましろこくいで)の橘氏が、酒解神(さかとけのかみ・・初めてお酒を作って、神々に献じた酒造の神様)を祀ったのが始まりとか。その後、平安遷都後の嵯峨天皇の時代に、檀林(だんりん)皇后が、この梅津の地に移したと説明あり。そして、それまで皇子に恵まれなかった檀林皇后が、この梅宮大社に祈願すると、まもなく仁明(にんみょう)天皇が誕生されたとのことで、子授け・安産のご祭神も祀られてるとか。子宝を授かる「産(うむ=うめ?)」と「梅(うめ)」があわせられて、梅宮の神花は、創設以来「梅」であるとも。そのほかのご祭神は・・学業、縁結び、音楽芸能・・。人生を下山中の私には、もう、お願いすることもないなぁ~~。

さて、神苑。見頃との情報やったけど、梅の花はちょっと地味かな。今年の冬は雪も多くて、つい先週までは最低気温も0℃台だったよーな。3月に入ってよーやく咲き始めた梅の花。カメラを持った人たちもチラホラ。日差しが気持ちいい。

池の周りをグルっとするとこんな感じ。嵐山もそれなりに近いけど、バックに見えてるのは松尾山とかかなぁ。ここの神苑はお花たっぷり。桜、カキツバタ、花しょうぶ、あじさいなどなど。枯れた感じも好きやけど、新緑の頃とかも池が映えるんやろねぇ。

池の中の茶室「池中亭」と鯉と梅の花。芦で葺いた茶室の屋根に風情があります。橋の上からエサをやってた人が立ち去ったのでパチリ。鯉はエサや足音に寄って来るけど、橋の上に他人が写るの嫌やし、と、私同様にカメラを持って待ち構える人たち数人。ここに他人が写り込まんへんくらいの、ソーシャルディスタンスのあるスポットは、うれしいね。

梅宮大社の神花の「梅」。神苑内には梅林もあって、約40種、550本ほどの梅の木があるらしいけど、種類いろいろで五月雨式に咲くのかな。梅の花と人が密集してるってこともなかったです。遅咲きの梅は、3月下旬頃に桜と一緒に見られることもあるとか。京都のお花は、量より風情やし、梅一輪でもつくり出す景色があれば、私には満足でーす。。。そー言えば、境内に「猫」よーさんいました。なんでも猫神社としても有名なんやとか。猫好きとちゃぁう私には理解できひんけど、そこここで寝そべる猫にカメラ向けてはる人たちあり。まぁ、人それぞれ。のどかな神社がうれしいコロナ時代。また来てみよっかな。