京都・清水寺も雪。
昨日の夕方、突然、吹雪き始めた雪は、あっという間に京都を真っ白にしてしまいました。九州や山陰が朝から雪に襲われる映像を見ながら、この雪雲は京都には来ーへんやつかなぁ、なんて、呑気に構えて、傘も持たずに岡崎の細見美術館へ若冲(じゃくちゅう)を見に。お昼前に美術館から出よーとすると雨・・ってか、みぞれ?とりあえずカフェに避難してやり過ごしたけど、北西からの雲の流れの速さに、アカン今日はほんまに雪や、と。丹後出身の私には雪は風流やなくて恐怖。とは言え無事に朝を迎えると、ついつい雪見ウォークへ出かけたくなる。困ったヤツでーす。
五条大橋から、鴨川と山頂に雲がかかる比叡山。その向こうに見えるはずの滋賀県の蓬莱山(ほうらいさん)は雪雲のなか。身に危険がないときは雪の風情が楽しめる。
国道1号線は五条陸橋から通行止め。昨夜は事故や渋滞やら大変やったんやろね。朝7時半。雪で見えへんけど陸橋の温度計は-3℃。これじゃ解けへん。時おり空回りするタイヤの音は恐怖。なんせ真っ白な道。京都市内を走る車全部が冬タイヤとは到底思えへん。長い傘を杖代わりにしても滑る歩道で、車のスピンも気にしぃしぃのウォーク。疲れる―。
おぉ~~、清水寺も白。三重塔と雪の華。凍る池もめずらし。さすがにカモちゃんもいーひん。そのまま、ずいずいと奥へ。朝参証があるんで8時までは行ける・・はず。
音羽(おとわ)の滝も雪仕様。左に舞台が見える。石段を上がって・・
国宝の本堂・清水の舞台と京都市内を眺める。ちょうど真ん中の人が立ってはるあたりに、うっすらと京都タワーが見えてる。さらに奥の院の方へ歩くと・・
雪景色の清水の舞台。今年も無事に見られて幸せやなぁ~と思える瞬間。清水寺は初詣はしーひんので願掛けは雪景色にて。朝ウォークの仁王門・三重塔あたりまでは参拝自由なもんで。朝参証はこの雪景色のためにもーてるよーなもんです。
ちなみに、今開催中の京都市京セラ美術館「アンディ・ウォーホル・キョウト」で展示の、1956年にウォーホルが清水寺に来はったときの三重塔のスケッチは、ここからのシチュエーションなんやて。
また降ってきました。本堂から南に見える、子安観音(こやすかんのん)をお祀りした三重塔も雪に隠れてしまいそーなんで、そろそろ終了にしましょう。ツルツル下り坂は上りよりさらに大変。降る雪に杖代わりの傘をさしたとたんに、すべってコロリン。私、雪国発のくせによー転ぶ人です。歩き方悪いんかなぁ。ともかく、八坂の塔の雪景色も気になるけど、さらに滑る石畳やし、ここまで来たけど今日はパス。やっぱ、雪は恐怖です。