2023.03.21
京都・醍醐寺理性院、若き狩野探幽に出会う~冬の京都カルチャー
絵師・狩野探幽(かのうたんゆう)18歳の障壁画。恒例の、冬の閑散期の京都カルチャーで公開。サクラの春になっちゃったけど、カメラOKやったし、ちょっとご紹介。
京都市伏見区、醍醐寺(だいごじ)の塔頭(たっちゅう)で別格本山、理性院(りしょういん)。1115年の開創。応仁の乱で焼失し江戸時代に再建。山門を入ると・・
本堂はカメラNG。一木造の不動明王坐像(ふどうみょうおうざぞう・重文・平安時代)。毘沙門天立像(びしゃもんてんりゅうぞう・鎌倉時代)は、結構イケメンでした。客殿にも本殿にもそれぞれガイドさんがいはって、女子ひとりでじーっと仏像やら見てると、「どちらからきはったん?」と、たいがい聞かはる。他府県への旅で尋ねられて、私が「京都から」って言うと、ほぼ100%、自分の京都エピソードを語り出さはるんで、なんか私も上から目線になってしまう。で、今回のよーに京都市内で尋ねられたら、京都から言えへんし、「下京区から」って答えると、「電車一本やん」とちょっとがっかりなニュアンスで返されたりする。たぶん、京都のガイドさんも上から目線なんやなぁ、って。「鞍馬寺の毘沙門天さんも男前やったでー」、などとちょっと対抗してみると、「鞍馬の駅のデッカイ天狗さん、鼻に大きなばんそうこう貼ってはったことあって笑ろたわ」とか。。。「災害復旧中やったんやね」などと返すと、笑てはるけどムッとしてはる。。。大人げないんでやめましょう。京都の人はみな、プライド高いっちゅう話でした。文化庁の人らは、上手にやっていかはるやろか、ねぇ。