2021.08.16

夏の上高地へ~京女のひとり旅24

青空と、緑と、穂高連峰の雄姿。

大好きな上高地。スキあらば上高地へ。間近に迫る穂高連峰や焼岳、梓川の清流、夏のお花やチョウチョや小鳥たち、秋の紅葉、晩秋にはときどき白く覆われる景色などなど。誰に気兼ねなくウォークを楽しめるアップダウンの少ない癒しの散策道。ひとり旅にこんなに最適なスポットが、あるでしょうか!。毎年、毎回、来るたびに感動と幸せ気分。そんなわけでブログにもたびたび登場させてしまって・・恐縮です。

高山に前泊し、朝6時前にホテル発。平湯温泉に車を置いてバスに乗り換え、大正池から歩き始めたのが7時過ぎ。焼岳も穂高連峰も霧の中。大丈夫? いやいや、今日は晴れるはず。なんせ、晴れを求めて日程変更までしたんやから。へへっ、リタイア組プラス気軽なひとり旅の特権やもんねぇー。ともあれ、歩いてたらそのうち霧も晴れるやろ、とスタート。

ほらほら、田代湿原まできたら、穂高連峰もコンニチハ。サギスゲ湿原。ちょっと遅かったのか白い穂は今回は遭遇できひんかったけど、この時期ならではの一面の夏グリーン。秋の紅葉も楽しみ、って、もうはや、秋も来る気満々。

トモエソウ・・かな。ガイドブックで確認しつつ。

ツリフネソウの中のキツリフネ。葉っぱのすき間から、ぶら下がってるのが見える控えめなイエロー花。

トリカブト。河童橋あたりにはよーさん群生してるけど、今回は、田代湿原の手前でもそこそこの群生を発見。確かに去年、ここら辺にポツンと咲いてるのを見たけど、一年でこんなに広がったんやろか。有毒植物やし鮮やかな紫も毒々しぃーに感じられる。広がるスピードがコロナの地球侵略的な? サブいぼ出てきたので早々に逃避。

ナイスなシチュエーション。大正池から約3㎞。河童橋到着は9時頃。夏休みの月曜やけど、この時間なら人もまばら。

振り返ると、焼岳も霧が晴れてバッチシ。幸せ~~。このあたりにちょっと滞在してティータイム若しくは高級ランチ、といきたいとこやけど、9時だとカフェも開いてないし、このまま帰っても時間を持て余すだけ。と言うことで、久しぶりに明神池まで足を延ばすことにしました。片道3㎞強。何度か歩いたことあるけど、こっちのコースはイマイチ感動薄なんですよね。それに実は、3日ほど前から腰痛で、車の運転がちょっと辛い状態。とはいえウォークには支障がない・・と自己診断してて朝5㎞の清水寺ウォークも継続中。この素人判断はキケンなんかも知れんけど、コロナでくたばるくらいなら歩き倒れる方が、と。・・なんの決意?。ともかく、明神池を目指してウォーク再開。

けど、ほどなく後悔。こっちのコースは、ずーっと林に覆われてて閉塞感が気になるし、なにより10時を過ぎるとすれ違う人が増え、ぺちゃぺちゃしゃべる人も増えて、失敗したなぁ、などと思えばさらにストレス増。明神池はこれが最後かも、と心を静めつつ。

ゴール近くで、ようやく視界が開けて、明神岳に再会。

明神橋を渡って、

明神池に到着。ふぅふぅ。休憩もそこそこに写真だけ撮ると、3.5㎞強の復路ウォーク再開。ここで休むと歩く気力が失せそう。清流で泳ぐヤマメや、サルの群れを横目にひたすら歩いて、11時半頃に河童橋到着。腰は大丈夫やったけど、両足の親指にマメ。痛いっ!。慣れたトレッキングシューズなのに、最後の方はもう涙目。朝から全10㎞で限界なんて、江戸時代やったら足手まといな女子で関所もこえられへんやん。ちょっとがっかり。気を取り直して、いつものイートインカフェでお疲れさんのコーヒー休憩。お昼には人も増えて、こんなとこでコロナになってはシャレにならんと、早々に退散。夏の上高地終了。

平湯温泉バスターミナルに帰り着いたのは午後2時前。レストでコロナにオビえるよりは車の中ででも食べよーと買い物をして外に出て、はた、と目に留まった足湯。そーや、ここ温泉やった!誰もいーひん、チャーンス!

Gパンをひざ上までまくり上げて。両足指のマメがピリピリ、けど、療養気分で痛気持ちいい~~。本能のままに買ったカロリーオーバーなダブルロールパンとうなぎおむすび。極楽極楽~~。飛騨の水もナイスチョイス、温泉にこぼしてもわからへん。よー考えたら、このターミナルの3階は数年前まで穂高連峰が見えるパノラマ大浴場。ツレアイと2人旅でもひとり旅になってからも何度か利用してたんだっけ。

このモーニングは、1日目の高山への途中に立ち寄った、道の駅・明宝(めいほう)のカフェ。朝10時前。京都を早朝発し過ぎた時間調整でコーヒー休憩をと入店。コーヒー注文したとき、お店の人がなんか言うてはるなぁ、と思たけど、とりあえずコーヒーだけ注文。で、まわりを見るとコロナ禍なのに、朝から結構な数のお客さん。しかもみんなモーニング食べてはる・・・っ、そうか、ここ名古屋エリアの岐阜県、コーヒーにモーニングついてくるとこや、と気がついて、あわてて「私もモーニングつけて」と注文変更。写真はコーヒー390円ナリ。こーいうの、ツレアイは絶対外さへん人やったけど、私は、記憶喪失かってくらい覚えてへん人。「アンタは、何回でも新鮮に感動できてえーなあー」ってツレアイによー呆れられたもんです。大丈夫、生きていくうえで何の支障も無し。まあ、できたら、名古屋圏域の喫茶の人は「コーヒーにモーニングが只で付いてくるんですけど要りますか?」って丁寧に聞いてくれたら、京都に来はった時には、なるべくイケズせんよー気ぃつけますえぇ。。。コロナ禍で気軽に飲食が楽しめんよーになった昨今やけど、その気になれば、小さな幸せは、いつでも見つけられる、という旅モデルでした。