2024.12.28

大分県・杵築、坂が暮らしをつなぐまち。よっこらしょっ。~京女のひとり旅78

紅葉の九州旅、第4弾。のんびり旅ブログ書いてたら、年末なっちゃった。大分県・杵築市(きつきし)「酢屋の坂」(すやのさか)。国東半島シリーズ。

坂道が特徴的な、重伝建・重要伝統的建築物群保存地区のまちなみ。江戸時代の城下町ってことで、国東半島の両子寺(ふたごじ)の山を下りてまず向かったのはお城。(両子寺のブログ)。。。ひとり旅、下調べが不十分なとき、お城あったらまず向かう。ナビ検索しやすいし、たいがい無料Pある。

杵築城。模擬天守やから、在りし日は、こんな感じやったんやろなぁ~で造られてるコンパクトな天守。当初の築城は室町時代の初期・1394年やから結構古い。場所がえぇんやね。

映えるねぇ、ってのは当時考えてへんやろけど。奥に広がる守江湾(もりえわん)と、橋が架かる八坂川(やさかがわ)の河口の角ッコに出っ張ってる台山(だいやま)の上で、見晴らしバッチシ。敵船もよー見えるし城でも建てよか、てなところかな。自然の要塞的な。城下町として栄えた杵築。地形上、坂を上がったり下がったり。

上の方には、武家屋敷。

最初の、石畳が美しい・酢屋の坂は、上から見ても結構な坂。下りきった思たら、その先にはさらに上り坂が見えてる。志保屋の坂=塩屋の坂。ちょっとわかりにくいけど、両方を下りきった谷あいに、商人のまちが広がる。現在は・・ドーンと道路が整備されてるけど。

坂の名前は、坂の下で営まれていたお店由来。お酢屋さん、お塩屋さん。繁盛してたんやろね。

飴屋の坂もある。とにかく車道以外は坂道。江戸時代の人らは健脚やから難なく上り下りしてはったんやろけど、もー今はムリ。こんなとこ歩いてはるんは観光客くらいかも。高齢女子、気の毒なほど上れてはらへんかった。こんなとこでバス下ろしたらアカン。見るだけ観光で良しとしなはれ。私でもしんどい坂。ちょこちょこっと歩いて杵築終了。

連泊の別府へ急いで帰る。ランチの前にまず温泉。

あぁ~温泉~。冬、特に映える湯けむり。別府八湯(べっぷはっとう)は、八つの温泉郷の総称。浜脇温泉、別府温泉、観海寺温泉、堀田温泉、明礬温泉、鉄輪温泉、柴石温泉、亀川温泉。最後の2つはまだ入ったことない。ずーっとひいきにしてた鉄輪(かんなわ)温泉の、かんぽの宿が数年前に潰れて、最近のお気に入りは・・

堀田(ほりた)温泉。別府から湯布院への国道沿い。通しか行き着けません・・んなことない。市営温泉施設で安いし比較的新しいんでキレイ。ドライヤー3分30円。えぇねぇ、こーいうのだーい好き。団体客来られへん。とはいえ14時から15時まで清掃休みやし、13時過ぎには入らんとアカンってことで、逆算して杵築を出発し、時計とにらめっこしながら車運転。もはや地元民。通すぎても、忙しい。

女子少ない目やし、こじんまり露天風呂で、満足まんぞく。

ということで、温泉を優先したこの日だけは、魚ランチ探す時間なくて、いつもの百貨店トキハの地下フードコートで、レストラン東洋軒チョイス。とり天定食とビール。別府、湯けむり地獄からの天国。最高!(紅葉の九州旅、魚ランチブログ