宮崎県・西都原古墳群、カフェから眺める~京女のひとり旅76
広々~、気持ちえぇ~~。日本最大級の宮崎県・西都原古墳群(さいとばるこふんぐん)が見れるテラス。
なんやけど、さて、どれがどーなってんのか。古墳初心者やし、よーわからへん。緑のポコポコしてるとこが古墳なんやろね。カフェ「眺」ってくらいやし。
宮崎県立西都原考古博物館。広い古墳群、何見たらえぇかわからへんし、とりあえず博物館へ来てみました。カフェはこの3階。
スタッフさんにそれらしい写真撮れるとこ聞いてみたけど、地元やないしと。そーやんね、私もほぼ興味なかった人やから怒られへん。入場無料で入り口案内の学芸員さんらしき人が、特別史跡・西都原古墳群探訪ガイドマップでさらっと説明してくれてはったけど、一からわからへん過ぎがちょっとハズいし、上から見たら何か見えるやろとテキトーにしか聞いてへんかった。とにかく広い。眺め的には開放感、満載が、ステキ!
100号墳、4世紀頃・古墳時代前期の前方後円墳。約60m。なんとなく雰囲気わかる?一帯は広ーい公園。Pもちょいちょいあるし車で回る。健康ウォークの地元人いはる。古墳群は、前方後円墳31基、方墳2基、円墳286基で合計319基もあるんやて。そっか、上から見た緑のポコポコは円墳なんや。鍵穴みたいな前方後円墳くらいしかイメージしてへんかったわ。手入れだけでも大変そう。日本独自の形・前方後円墳がつくられた時代、宮崎平野でも西都原古墳群をはじめ多くの古墳がつくられた。台地に広がる古墳の姿が損なわれることなく当時に近いまま残ってんのは全国でもめずらしぃし、古墳のまわりに建築物がほとんどない景観は全国唯一なんやて。そっかやっぱ、テラスからの眺めが価値ある最高ショットやったんやー。。。
初めてやし、こんなもんかと帰り道、キレイな円形の土手と横の畑にトラクターが見えて立ち寄り。大根でも作ってはるんやろか。。九州のつぼ漬け有名やし・・
近づいて土手に上がると・・
おぉ~、円墳。「鬼の窟(いわや)」。横穴式石室が復元されて、中に入れる。
キレイな石室。美しいコノハナサクヤヒメに恋した鬼が一夜で造ったと言われる神話ゆかりスポット。西都原古墳群の最後の首長墓らし。広々して気持ち良さげな墓やねぇ。入ってしまったらわからへんか。
字が消えかかってるけど、史蹟・西都原古墳群のカメラポイント、見逃すとこやった。で、横の畑は大根やなくてコスモス。お花畑と古墳群の美しいコラボショットやったみたい。シーズン終了で整地中。そりゃそやな公園で大根作らん。。。ハハハっ、ひとり受け。
ちなみに県立博物館、入場無料やけど、最新設備でオシャレな展示、見ごたえたっぷり・・過ぎて、ちょっとはしょった。
縄文土器。東日本を中心に縄文後期頃に多様な器が生み出された、の定説をくつがえし、それよりはるか昔に南九州で壺や注ぎ口を持つ器がつくられていたことが分かった。きっかけは、宮崎県都城市の小学生。土層の中から完全な形の土器が顔をのぞかせてるのを見つけて教育委員会に届けたことが始まり。その後、鹿児島など南九州での発見が続き類例が増え続けている。こーいうの見つけたら、ひとり占めせんとちゃんと専門家に言ぃや、との教えも書かれてる。さすが博物館、教育的指導。
「朝日が日向の地に射す 夕日が出雲の海に沈む」・・カッコえぇなぁ。天孫降臨、日向の国に高千穂あり。
舟形石棺(ふながたせっかん)。延岡市平原(ひらばる)で出土ってあったんでパチリ。ツレアイ実家の近所にあるバス亭・平原。「原」を「はる」って読むんやなぁここへんは、と学んでから40年以上たつ。やっぱ、古墳あったんや。個人的事情で紹介してみました。「西都原古墳」も「さいとばるこふん」と違和感なく読めてた京女でーす。カルチャーは楽しい! コスモスやお花畑を見ながら茶ーしに、また来よう。ついでにお墓参り・・違う・・お墓参りのついでに。