富山県・高岡大仏。鋳物師のまちに千本格子の家々~京女のひとり旅93
青空の富山旅、2日目は高岡。
デ~ンと大仏。鋳物(いもの)のまち高岡と言えばの大仏さんやん、とカメラしてたら団体客が襲ってきた。もー勘弁してほし。せっかく京都から脱出してきたのに、と逃げるよーに、今日のメインスポットへGO。高岡の歴史と風情のまちなみ・家並み。きっと青空に映えるに違いない。
金屋町(かなやまち)。千本格子造り(せんぼんごうしづくり)の家々と石畳が風情。重伝建(重要伝統的建造物群保存地区)に選定されてる鋳物師町。1609年、加賀藩主・前田利長が、開町まもない城下町高岡の繁栄策として、領内から7名の鋳物師を金屋町に呼び寄せ、鋳物場を開設したのが始まり。この地に鋳物産業が根付き、高岡鋳物発祥の地となり、高岡銅器産業の中心として大いに栄えた。着々と加賀100万石への道・・や、ない。石高は前田はんが関ケ原で東軍に就いたご褒美プラスやもんね。ともあれ、500mほどの美しいたたずまい。
高岡市鋳物資料館。銅板の金屋町マップもあったりして。あれっ?こんなんあったっけ。今さらやけど、家並みも観光スポットらしーなってる。以前に来た時よりキレイに整備されてて。マップないしよーわからんなぁて思てたら、またまた団体客。そりゃキレイにもなるわなぁ、新幹線の駅まであんねんから。私はというと、富山のホテルから、あいの風とやま鉄道4駅ほどで高岡着。ちょい朝早よーて観光案内所開いてへんかったんで、以前の記憶をたどってあちこちウォーク。スマホマップ見るには、ちょっと疲れた~~。というのも・・
朝から、高岡市美術館へ行ったんスよ。日本画家・長谷川等伯(はせがわとうはく)の仏画と、洛中洛外図屏風の特別公開・・昭和100年を記念して、美術館の重文コレクションを展示してはったんで。高岡美は以前にも、バンクシーやミュシャ展にお出かけしてる、なじみの美。ブログ発信もしたよね。9時半オープンには早着しすぎて、隣の古城公園で時間待ち。とにかく朝7時までには行動したくて。ホテルでのんびり、とかできひんタイプなんスよ。人生がもったいないやん。。
美術館のあと、せっかく高岡来たらやっぱ大仏かなぁ、の展開で、ブログの初めへ戻る、です。さらに大仏から千本格子の金屋町までに、重伝建の町並みがもう一コあって・・・。
山町筋(やまちょうすじ)。土蔵造りの町並み。う~ん、ちょっと風情が足らんショットに見える?
あんまし変わらへん。要は「蔵(くら)」土蔵造りが並ぶ筋ですわ。加賀藩主・前田はんが造らはった商人町。江戸から明治期には物資が集まる商業活動の中心地やったとこ。鋳物師の金屋町にも近い。1900年の大火の復興で、防火構造の土蔵造りに建て替わったらし。なんせ蔵やし、どれもデッカイ。お金持ちが多かったんやねぇ。道も広いしカメラに納まりきらへんかった。というわけで、金屋町に着する頃には、カラダもやけど情報量も多すぎてヘロヘロでした。
万葉線トラム。高岡にも、低床車両のこんなかわいいラッピング路面電車あんねんから乗ったらえぇんやけど、金屋町から高岡駅までドーンとまっすぐな道、やっぱ歩いちゃいました。道があったら歩く、普通やん。なんか変?駅まで2㎞弱。さらにヘロヘロ。
商店街のモニュメント、水のみ獅子像。獅子も私も、のど、カラカラ。
高岡駅前「北前そば 高田屋」魚フライ&刺身定+だし巻き。行列の富山ブラックのラーメン屋を横目に、すぐにビールでのどを潤せる店へ。カウンター席の隣では高齢男子がソバに熱燗。幸せ~~、をいつでもどこでも味わえるよーに、富山から高岡へは鉄道で来たんスよ。高岡からはJR氷見線やJR城端線に乗り継げるんで、今回も迷たんやけど、また今度に取っとくことにしました。次回旅へのワクワク気分。幸せ~なお土産。