岡山・後楽園、漆黒の岡山城と梅の花～京女のひとり旅41

青空に、お城と、紅白の梅の花。さすが、晴れの国、おかやま。

岡山県後楽園。池の向こうに、ちょい小さくてゴメンやけど岡山城が見える。朝日に向かっててちょっと水色の空。お城を背にすると・・

この日のブルーは、こんな感じ。梅の春やのに雪が舞う京都。まだまだ寒いのに、よーさんの人が来はって、少々うんざりの京都を脱出。伊吹山かいわいは雪が危ないので西へ、そーだ岡山なら梅と美がある、と朝思い立って新幹線ＧをＥＸ予約。気ままさとアクションの速さで日々を生き抜く・・なーんちゃって。日帰り女子のひとり旅。

後楽園の梅園。岡山もまだ寒くて、見頃を迎えてるんは、早咲きの梅。先日、京都・北野天満宮の雪と梅の風情をお届けしたけど（梅苑の雪の華ブログ）、やっぱ、青空のがよー映える。何度目かの後楽園。梅とお城のショットを定めて、パチリ。

こんなとこかしら。早咲きの梅だけでも、それなり見えるもんやん。満足満足。地元の人が多いんか、みなお城を背にしてお花撮ってはる。確かに光的にはそーやけど、お花だけやったら近所の梅の枝の方が・・・。まっ、楽しみ方は人それぞれやしね。

椿と岡山城。３年ほど前はこんなスポットなかったなぁ。後楽園と岡山城、近いわりにコラボ映えスポット少ないなー思てた。それに、なんか、今日の岡山城はキレイな気がする。青空やし写真撮りに行こ、と。

１年半のリニューアル終えたとこやったんやて。帰りの新幹線・雑誌「ひととき」の記事で知りました。そーやったんや、青空やし黒と金が映えてるんや思てた。烏城（うじょう）とも呼ばれる岡山城。烏はカラス。築城時には、金箔瓦も使われてたらしくて、金烏城（きんうじょう）とも。豊臣秀吉時代の有力大名らしい金、使い。新幹線で九州やら行くときは、北側に座ってるにもかかわらず、遠くの川沿いに見える岡山城を確認しては安心してました。姫路城とかもね・・なくなったりしーひんのやけど。。。

岡山県美術館。名古屋市美術館のコレクション展～エコール・ド・パリとメキシコ・ルネサンスをやってて。たぶん名古屋市美でも観たことあるやつ。えぇんです、旅の口実みたいなもんやから。モディリアーニやユトリロが何回も楽しめるし。岡山駅から徒歩約１５分、朝９時からオープンする美ってすばらしい、と、後楽園の前に立ち寄り。数年前、最初の岡山県美は、洋食屋さんでチキンソテー＆ワインでランチあと。入場すると、「今日は作家先生が来てはるんで、一緒に回りましょう」と言われてあたふた。地元の水墨画作家・宮忠子（みやただこ）さん。ご高齢の女性作家さんに、あちゃー、申し訳けないなぁと思いつつ恥ずかしがり女子のよーにずーっとうつむいてました。今ならマスクでわからへん・・いえいえ、ほろ酔い気分で不謹慎でした。深く反省しています。面白いタッチのインパクトある作品群やったけど、去年亡くなられたとか。

１０時半過ぎに美術館カフェでチャーハンセット。これにも思い出があって、府庁退職前の最後の人間ドックで、胃カメラで胃がんかもの精検しなはれとの通知。えぇ～ガンって、これから自由な人生なのに。ツレアイともども年金の２連敗なん？。結局はガンでなくピロリ菌のいたずらで落ち着いたけど当時はかなり動揺。３連休前に届いた検査結果。翌日から予定してた尾道旅はさすがに車の運転に自信なく新幹線に変更。心ここにあらずでとりあえず岡山で途中下車。美術館ならぼーっと時間が過ごせるかも。地元の日本画家・黒住章堂（くろずみしょうどう）展をふらふらと観て、そー言えば食べてないやと美のカフェでチャーハン。食べたら落ち着いて、まぁなるよーにしかならんやん、とちょっと元気でてきた。時間もあったしそのまま近くの映画館へ。岸部一徳主演ならほのぼの系やろと観た「鈴木家の嘘」。事故か自殺か、映画開始からほどなく長男が首つり死、って・・・どない？。上がった気分がまた落ちる。すぐにでも退出したかったけどシネコンやないし、スタッフ女子にニコッと微笑まれて断念。いやー、まいりましたわ。けど、結果的には、「岡山県美カフェ・ちょっと元気が出るチャーハン」で心に登録されました。

さてお昼過ぎ、美と梅と城を楽しんで岡山旅終了。思いのほか早く岡山駅着。新幹線をＥＸ予約で３０分早めて入場、したつもりが、１時間後のを指定してたことに乗車の１０分前に気がついて・・ゲッ。。駅員さんにすがったら、入場後でも取り消せますよー、と操作。一旦改札出てスマホでＥＸ予約再変更して再入場。いやー危なかったー。そのまま乗ってたらＧが無効になるとこやった。いっつもなんかある岡山旅。まだあるエピソードは次回にでも。ところで、この日は祝日前の平日。帰りの新神戸駅、今日はめずらし人が多いなぁ団体さんやろか、と見てたら、次の新大阪駅でビックリ。久しぶりに見ました、ホームにあふれかえる人たち。そやったそやった、ここはいっつもこんなんやった～。そっか、コロナ制限終了したし戻ったんやー。そやな、京都だけがあふれてるわけやない。しょうがない、次の京都脱出には戦略練らなきゃ、と久しぶりの青空を眺めて、ため息ついちゃいました。