岡山県・倉敷、美観地区もやっぱ、暑っつ~京女のひとり旅70
青空、白壁、グリーン。人も少なくて、ゆ~ったり観光が楽しめるぅ・・・なーんてことは、間違ってもあらしまへんでー。晴れの国おかやま、猛暑猛暑!暑すぎて、人もおらん。
倉敷市の美観地区。写真だけ見てたら、のどか。
倉敷川。ときどき川舟。情緒たっぷり。
中橋。まちなかにあって視界にビルが入らへん、スゴイ。まんま青空が見える。明治10年に木造から架け替えられた石橋。橋桁は、太鼓状に湾曲する花崗岩の一枚岩。さすが江戸幕府直轄の天領。
あっちにもこっちにも白壁。
JR倉敷駅から商店街を抜けて美観地区を目指すウォークコースがお気に入り。車やJRで何度もおじゃましてる倉敷。今回は、瀬戸大橋ふもと倉敷市児島のお気に入りホテルに連泊して、下電バス(下津井電鉄)で来てみました。片道750円約1時間。おんなじ倉敷市やけど結構かかる。合併やし。倉敷の歴史をググると、400年前まで一面の海。江戸期以降の干拓で、塩に強い綿やイ草の生産スタート。天領なって倉敷川周辺は綿問屋や商人で繁栄。明治以降、英国の最新技術を備えた紡績所創設。西洋建築も数多く建てられて現在の和洋折衷な町並みに。倉敷紡績・クラボウやね。10年ほど前に、新書「大原孫三郎」読んだ。「事業を始めるなら、10人のうち2~3人が賛成するときだ。7~8人も賛成するときは、やらないほうが良い」なるほどー、頭に残ったフレーズ。全然全然、規模違うけど、在りし日、京都府庁南丹振興局で女子目線の観光プロジェクトを勝手に立ち上げた時、参加協力してくれはった民間事業者さんに「5年早かったね」って言われた。今では普通に使ってる「コラボ」、上司やら男子への説明はお手上げやったなぁ。。けど、結構、府庁内に風穴開けられたんでは、と思ってる。。。とまぁ、そんなことはともかく、今回の目的は、大原美術館。猛暑をしのげるクールスポットは、車の中か美術館。Eテレで大原美の企画展紹介してはったんで、これ幸いとお出かけ。
大原孫三郎が創立した日本初の私立西洋美術館。
企画展言うても、所蔵品の見せ方をちょっと工夫した的な。けど3000点もあるとエル・グレコ以外はほぼ初見。モネ、ピカソ、ルノワール、児島虎次郎。どれもこれも大ーい好き。カメラNGにつき、カードを貼り付け。
マティスとゴーギャン。大地を感じるゴーギャン、うれしっ。。大原美を堪能したら観光終了して、お楽しみのランチビール。このために、車をホテルに置いてきたんやから。美観地区の観光客めしはパスして駅前へ。ビジネスランチのおにいちゃんが入らはったお店の看板にサンマの塩焼き、メっけ。おぉ~季節はサンマやん、と、入っちゃいました。
寿司和食「しば田」。お昼のサービスランチ。かき揚げ、春雨サラダ付き。仕事中おにいちゃんの横で申し訳ないなぁ、と思ってたら、さすがの駅前食堂、後から入って来はった高齢女子2人組とデッカイキャリーバックの旅男子も、次々にビール注文。あっという間に形勢逆転。ビジネスランチ君、肩身狭そーに早々に退出。まっ、40年働いたらアンタもできる・・はず。マスキングテープ、倉敷帆布、倉敷スイーツも、まつりずしも、何も欲しいもんは無いけど、ほどよいウォークで大原美や倉敷市美が楽しめるだけでもえぇとこっすよねぇ。また来よっと。