鳥取の秋は「新甘泉」。うまっ!~京女のひとり旅91
「新甘泉(しんかんせん)」。ネーミングも勝利。漢字変換したら絶対、新幹線。平成20年に鳥取で誕生し、鳥取でしか栽培されてへん、鳥取オリジナルブランドの赤梨。日本発祥の果樹・梨。そして鳥取といえば梨、をメジャーにしたんは「二十世紀」。9月の二十世紀梨買い鳥取旅、ずーっと恒例にしてた。最近は行けてへんかったんで久しぶりにお出かけしたら、新甘泉が旬まっさかり。デッカくて果汁たっぷり過ぎて重~い。即、宅配を手配。こんなん、車から運べへん。
平均的な糖度13~14度、15度に達するのもある新甘泉。一般的な梨が10度前後らしから、鳥取県民が外へ出さへんのもわかる。実は新甘泉、もー食べ終わってたんスよ、私。郵便局の月1ごちそう便を長年ひいきにしてて、特に産直果物メイン。TVケンミンショーやったかで鳥取県民の新甘泉押しを見て早速年間計画に入れ込み。8月末に届いた梨はあっという間に食べきっちゃった。9月中旬には二十世紀も届くけど、待ちきれんのと、鳥取市内のデッカイ直売所へ行ってみたくて、旅へGO。梨の旬は短いし、もー新甘泉終わってるやろ思てた。
おぉ~、梨がずら~り並んでる。鳥取の地場産プラザ「わったいな」。手前のかご入りグリーンのルックスは二十世紀。中央に積み上げられた箱の真ん中に、新甘泉ののぼり。もちろん地元野菜もいろいろ並んでるけど、隣には箱で積み上げられた梨だけ販売の部屋もある。「二十世紀はどこでも売ってるけど、新甘泉は鳥取にしかないし、これ送っとこかー・・」などと携帯でやり取りする人。なーる、私も新甘泉にしとこ、と2箱自分用にゲットして宅配。もち贈答用のやつ。自分用は特上が鉄則。
立地は鳥取港の目の前。海の幸のランチ処いろいろあるけど、車を泊する鳥取駅近のホテルPに置かんとビールできひん。駅まで8㎞ほどで路線バスだと1時間、しかも90分間隔って、どないやねん。ご飯だけ食べてもおいしないやろ・・個人の感想。とりあえずバス停探して時刻見てたら、空が真っ黒になって雨ポツポツ。急いで車に駆け込んだら滝のよーな雨と雷。広がる暗~い日本海とさえぎるものなく見える稲光が恐ろしい。車内は安全、安全に違いない、ほんまに安全なん?・・30分ほどでよーやく小降り。よかったー。わかってはいても、旅先のハザードマップ、確認する人、おらんて。
海の写真撮ってる場合やなかったんで、鳥取駅の写真でも。。。ホテルに車置いて、駅ナカの観光案内所でランチ処の聞き込み。港の直売所あたりだと「市場食堂」が行列の人気店らしけど、やっぱアクセスが難。この日はもー日本海に近づきたないしなぁ。
「三代目網元 魚鮮水産」海鮮丼。海の幸とビールいただきました。駅近くのアーケード商店街。案内所のおねぇさん紹介してくれはったけど、全国展開のお店かな。もう2時前やったししょーがない。次回は、バスで市場食堂を目指してみよう。来週にでもまた行こかなぁ・・アカンあかん、うちの冷蔵庫、新甘泉や、旅のあとほどなく届いた二十世紀梨、富山の幸水梨やらで満杯。やっぱ鳥取来たら買いたなるやん。注文しすぎかなぁ。郵便局いろいろ大変そーで、いつつぶれるかわからへん・・。
・・は、ともかくとして。日本の果物はおいしいって、竹下大学著の新書「日本の品種はすごい」「日本の果物はすごい」でも紹介されてる。自然と格闘して品種改良を繰り返す歴史がスゴイらしい。もともと果物ってほぼ食べへんかってん。子供のころは丹後の由良みかんは酸っぱかったし、小粒ぶどう・デラウェア食べたらお盆のお供えやのに言うて怒られたし、露地イチゴはカタチもいびつで熟す前に先を競って食べてもおいしなかった記憶しかなく、重いだけの果物をスーパーで買いたいとも思わんかった。転機は、郵便局の月1ごちそう便。九州でひとり暮らしのお義母さんが果物好きで、「おいしいわ~、ありがとうねー」と届くたび感謝の電話。こんなんで安否確認出来たら安いもんやん、て言いつつ、ほんまにおいしいんかなぁ、ってうちでも食べてみて、旬の果物のおいしさに目覚めてしまった。人生半分損してた。もー、スーパーでは買えん。。。
鳥取まちなか、ふるさと物産館・まちバル鳥取で見っけ。新甘泉の飲むゼリーと、鳥取と言えばの、福部町(ふくべちょう)産の大粒砂丘ラッキョウ。これも昔、九州のお義母さんに送ってた。1日一粒でカラダにえぇらしい、とかなんとか言うて。。
浦富海岸(うらどめかいがん)。結局、青い海が撮れへんかったなぁ、と翌朝気づいて海岸へ立ち寄ってみたけど、朝7時ころの日本海はブルーやなかった。これも次回、乞うご期待やね。