2020.04.16

お母さんたちの手編み「みわマスク」をゲット~丹波みわ活性化協議会

肌ざわりがやさしいベビー用のコットンで手編みされたマスク。国道9号線沿いにある福知山市三和町、丹波みわ活性化協議会の「夕焼け×マーケット」で入手してきました。これ、代表の松井恵子さん作。スゴイっ、何でもできるんですねぇ。

京都府商工会女性部連合会の会長で全国を飛び回る松井さん、「会議やイベントが中止で連絡事項もメールやネットになってしまって」と夕焼けマーケット開催の日はここに詰め、この状況をどう乗り切るかと思案するなか、マスクが不足してるなら自分たちで作ろうと、編み物教室の先生から糸を調達して試し編み。編み方を書いたペーパーを作って地域に配布。「こんなん簡単やし1時間半ほどあったら誰でも編めるで」と。裏面にはガーゼなどをはさむ紐を付ける工夫も。「自分で編んでもらうお手伝いを、と思っていたら、マスクを買いたいという人が来はって。なんぼで売ろっ?」と。いやいや、私も編めませんって、ぜひ売ってくださいよ。と言うことで急遽値段を決定しました。上の写真、ピンクのがベビー用コットンで1000円。藤色のはポリ混合で800円、男性用の大サイズは糸をたくさん使うので1200円、と、こんな値段の付け方でいいのかしら。「ベビー用の糸は高いねんゴメンやで」って。いや値段よりマスクです。無いんですよ。一回使ったら捨てるか洗えって言わはるし、お店では売り切れで入荷不明って書いてあるし、全戸配布があるらしいマスクはいつ来るかわからんし届いてもイマイチやったとの書き込みもされてるし。私にはおかげ様の「亀岡ほづ藍マスク」があるけど、夏場に向けての長丁場の準備も必要かと先日ネット楽天で注文したら3週間ほど先のGW明け着とのこと。注文できるだけマシでアマゾンでは売り切れ表示のみ。どないやねん状態。

自作のマスクで来られた編み物教室の先生(写真左。中央は松井さん)、「毛糸屋さんが手編みマスクを販売してはったわ。編み方ペーパーを渡してあげたしやろか」って。ビジネスチャンスは活かしたらいいんじゃないでしょうか。今、手芸屋さんようやく注目です。初心者でもマスクが作れるスマホアプリ連動のミシンが大人気で社長もびっくりとの情報も流れてましたね。大きな変化に飲み込まれていろいろな場面に再構築が必要な昨今、各家庭にお金を配ったらいい、という状況でないことは確かな気がします。

編み方を指導する松井さん。訪れた女子は、マスクきらいや、と言うてはったけど、お気に入りの色が見つかってお買い上げされました。感染のリスクが一人回避されたのかも。

ベビー用コットンは色もやさしい。私もさらに追加注文しときました。ところで、「マスクの中はキッチンペーパーがおススメ」と松井さん。また在庫切れになると困りますが。。警戒するのは外についたウイルス。コットンなのでもちろん洗濯可やけど、従来からマスクといえば気になるのは内側。お化粧してると特に汚れるのでこれこそ毎日取り換えたい。「マスクはしんきくさいけど、アラがかくれてええやん」などと、女子ならでは生活を楽しむ力炸裂。悲壮感ばかりやと日常の生活もしんどいし。

夕焼け×マーケットは、月曜と火曜と隔週の日曜、14時~18時頃。今度の日曜19日にはマスク編みのポイント教えてくださるそうですよ。私みたいに編まないけど買いたい希望とか関心のある方は、問い合わせたり覗いてください。マスク着用してね。

ちなみに、夕焼け×マーケットで私は、エコファーマーみさきさんのホウレンソウ、小松菜、チンゲン菜や松井豆腐店のお豆腐各種をゲットします。直送の野菜は長持ちで、やさしいお味のお豆腐もうれしく数日間の食生活が充実します。さらにお気に入りのおから工房の「とうふケーキ」を、ランチを兼ねて一袋ここで食べさせてもらって、ほっこり。店の前に駐車スペースがあるので入りやすい場所です。松井さんが常駐されてると商工会やらまちづくりやらのつながりの人もちょこちょこ来られるし、先日も奥さんを介護しているおじいさんがお豆腐を買いに来られたら、「まあゆっくりしていきーな」と隣でビールを買い求めてきたおじさんとささやかな酒盛りが始まったり。コロナの陰で外出や福祉サービスが制限されてとても心配な高齢者たち。濃厚接触はアカンけど人と人のつながりはとても大切で、これから特にしっかり考えていかんとアカンですねぇ。

※(2020年4月21日追加しました)

翌週、注文のマスクを夕焼け×マーケットへ取りに行ったら、ベビー用コットンの手編みマスク600円、ベビー用以外のコットン手編みマスクが500円、ハンカチ等で手づくりされたマスクは最低300円から販売されていました。「販売が主じゃなくて手編みの助言をしようと思って始めたことやし。自分で好きなようにつくってもらう方が楽しいしね。編み方はいつでも教えるよ」と松井代表。ひもがゴムになっていたり、お母さんごとにいろんな工夫がされてておもしろい。先週来店されてたマスクきらい女子も、手編みにチャレンジを始められたようで「昔やっとったけど、もう忘れてしまったわ」と助言を求めに。先輩女子たちは私なんかとは基礎が違うようで、スゴスゴ退散。いやぁ~お見それしました。