2019.12.05

綾部「山家(やまが)ふれあいの駅カフェ」ジャム入り甘酒であったか~JR山家駅前

JR西日本山陰本線、京都発の特急列車は山家駅を過ぎると、次の停車駅は綾部ですよ、と放送が流れます。京都府綾部市山家地区。ゆったりと由良川が流れ、四方を山に囲まれた自然豊かな里。ここでは今、地域の力を結集して「やまが元気プロジェクト」が始動中。2019年4月19日にはJR山家駅前に「山家ふれあいの駅」がオープン。地元や地域外の人たちが気軽に交流できる場、そして、生鮮野菜や加工品、手芸品など地元の逸品が買える場所として人気が高まりつつあります。

 

山家ふれあいの駅、のれんをくぐると中央には季節の生鮮野菜や今年の新米、奥の棚には、ジャムやおつけものなど地元女子グループたちの手づくりの加工品、6次産業化にチャレンジ中の方の本格和菓子も並んでいました。

そして、山家ふれあいの駅の中に7月にオープンしたカフェコーナー。運営を任されているのが畑中育子さん、京都府婚活マスターです。代表を務めるグループ「トータルサポートるん」は婚活イベントを通じて少子化対策や定住促進などの地域づくりをお手伝い。「るん農園」も運営し、「野菜も実って恋も実る」をキーワードに農業体験をプラスしたユニークな婚活イベントの仕掛け人です。

「いちごジャムの入った甘酒で~す。よく混ぜて飲んでみてください。」と畑中さん。地元産100%コラボ。カフェでもユニークな仕掛けは健在です。「山家地区には、おいしい手づくり加工品がいろいろあるので、カフェで何か出せないかと考えてみたんですよ」と。

栄養たっぷりの甘酒。からだもあったまって、まさに、ほっと一息!

ジャム&甘酒をちょっと難しそうな顔をして見ていらっしゃるのが、「やまが元気プロジェクト委員会委員長」兼「山家ふれあいの駅運営委員会委員長」の谷口和紀さん(上の写真右)と、同事務局長兼副委員長の野口照徳さん(写真右から2人目)。みんなでジャム&甘酒をグルグルして地元の味を堪能。お二人からは、まさに山家地区の元気な取り組みをたっぷりお伺いしました。

特に、今まさに募集中!、来月12月14日土曜日に開催予定の「第4回やまが元気ウォーク2019」。毎年師走のこの時期に開催されて、去年は100人ほどの参加があったとか。今年は従来のウェークに加えて、古道や尾根を巡る約15㎞のトレッキングコースがお目見え。「山家地区と隣接する京丹波町和知と福知山市三和の大原地区につながる三郡山(みごうりさん)の尾根古道などを、これまでから調査しつつ遊歩道に整備してきたんです。今年それらの体験散策コースを紹介したマップができたので、みなさんにもぜひ歩いてもらおうとトレッキングコースを追加しました。先日、試しに歩いてみました。いいコースですよ」と谷口委員長。えぇ・・・っ、チラシに所要時間約7時間と書いてあるんですけど。。。チャレンジしたい方は、ぜひ!「委員長が引率しますから」と野口副委員長。絶妙なコンビです。

「プロジェクトでは、農観連携を進めています。農業と観光の連携です。今後は由良川に、カヌーやラフティングのコース整備もしたいと思っています。ここも今はカフェ営業許可ですが、もうすぐ飲食店許可をとって、食事も出してもらえるようにします。畑中さんも毎月試食会を開催して準備を進めてもらっています。スタートしたばかりの山家ふれあいの駅ですが、ここを拠点に地元の人たちや地域外の人たちにいろいろ使ってもらって、楽しいふれあいの場所にしていきたいですね。」との谷口委員長を筆頭に、意欲的に地域ぐるみのチャレンジが続くようで、どんな展開になるのか楽しみです。地域の風・京都もちょっと追っかけつつ、お手伝いできることを探ることにしましょう。

ところで、上のジャム&甘酒を待つ写真左にちょこっと写っているのは、府庁地域力ビジネス課職員として一緒に働き、それ以前の南丹おしゃれ観光プロジェクト時代にも商工会やビジネスサポートセンターの経営指導員としてタイアップしてくれてた、経営応援コーディネーターの八木真澄さん。いろいろな人たちとつながりつつ今も起業やビジネスコラボを応援されています。地域密着型ソーシャルビジネスの応援を目指す「地域の風・京都」とも思いは近く気心も知れていることですし、お互いの強みを生かして私たちもちょっとチャレンジしてみることにしました。みなさまのところへもどんどんお出かけする予定です。仕事や雇用が生み出せて継続できるビジネス的まちづくり、一緒にチャレンジしたい方はこのゆびとまれ、です!