平成24年度から京都府庁発でスタートした「地域力ビジネス(京都ちーびず)」推進プロジェクトに、府庁職員でリーダーとして7年間関わることができ、その間、いろいろな方々の協働や連携によって、たくさんの取り組みが創出されました。 平成31年度、残念ながら私の退職とともに(?)京都府庁のプロジェクトはなくなってしまいましたが、少子高齢化・過疎化で地域消滅が危惧される昨今、住民自身によるアクションと、補助金やボランティアに頼らず自主財源を生み出して継続する地域づくりの重要度や必要性は、ますます高まっています。
そこで、これまで培った、つながり、情報、行政的目線、そして女子力を活かして、地域づくりの情報の発信やポイント助言、つながりづくりの支援などで、皆様方の地域づくりを応援したいと考えています。
令和元年 6月
地域の風・京都
長友 弘子
1、地域づくりの広報、アピール
2、京都の取り組み紹介、地域づくりや補助金申請等へのポイント助言
3、つながりカフェの開催など ※
※つながりカフェ
地域づくりにチャレンジする方々が、交流しながら、情報交換、ブラッシュアップ、アイデア出しをするイベントカフェです。
現地へ出向いて開催します。参加者20人程度。地域づくり実践者、地域の方、行政、関心のある方、コラボしたい方などどなたでも参加可。
内容は、活動紹介、参加者自己紹介、試食・交流タイム、そしてメインがグループ意見交換。前向きな智恵やアイデアが飛び交い、とても好評です。
~ 地域で楽しく暮らし続けるための、支え合いビジネス ~
「京都ちーびず」とは、地域に暮らす人たちが力を合わせて、ビジネス的手法で、地域の仕事や雇用を生み出して、地域課題の解決(まちづくり)を継続する取り組みです。
元気な女性たちを中心に、地域産業おこし、子育て支援、地域コミュニティづくりなど1000件を越える取り組みが、京都府内各地で創出されています。
さらに最近では、地域高齢者や子育て世代を支えるサービス、お出かけや家事支援、安否確認付き御用聞き、地域循環、防災の備えなど、地域を巻き込んだり、地域住民がお互いに暮らしを支え合いながら、継続的に活動できる新たな仕組みづくりにチャレンジする方々も見られます。
例えば、高齢の方々が、買い物や食事、交通手段など個人や家族だけではちょっと困った状況になったとき、行政などの福祉サービスに頼らなくても、地域の中で困った部分を支え合える仕組みがあれば、地域で楽しく暮らし続けられます。また、そのサービスは、有償だからこそ気兼ねせずに若者にも働く人にも気軽に使えて、とても助かるサービスにもなります。一方、サービスを提供するのは、元気なリタイア世代や、家事・育児から少し解放された方々など、地域のためにアクティブに動ける、動きたいと思っていて、ちょっとした仕事になればうれしいし、継続が可能という方々。地域の中で顔が見えるからこそ、支え合いビジネスも可能になっているようです。
01 : 何をどうしたい(趣旨を押さえる) |
1、課題・解決イメージを共有する
2、サービスのターゲット、特産品なら市場はどこ?
3、主体は誰?連携協働先はどこ?
4、誰の仕事を、どうやって継続する?
5、以上を踏まえてから、販売する製品・サービスの方向性を考える。
02 : つながり・コラボ(連携協働をつくる) |
地域・企業・ターゲット・市場等ともコラボして、みんなを巻き込む。
※「損得」ではなく「地域づくり」
03 : まず、販路を確定してから、製品・サービス、経営計画概要をつくる。 |
1、思いだけで製品・サービスをつくらない
2、許認可要件は最重要!!
3、試作はなるべく自力で。(補助金等を使わない)
04 :まず小さくアクションし、評価する |
1、まず実践し評価してみる(特にサービスを受け取る人、市場、販路チェック)
2、補助金はこのへんから活用した方がよい。
3、経営計画は随時見直す
05 :本格実施 |
キーポイント01 : ビジネス的手法 |
地域づくりで「儲ける」のでなく、地域づくりを「仕事にする」ために。
キーポイント02 : ちーびず3ポイント |
1、自らが取り組む
2、連携協働する(つながる)
3、ビジネス的手法で継続する
キーポイント03 : 普段使い |
製品・サービスは、「観光客向け」でなく「暮らしで普段使いしてもらえるもの」の視点で、地域を巻き込み、安定したファン、リピーターをつくる
キーポイント04 :「人」が主役 |
地域をつくるのは「人」。「 顔」を見せて、しっかり思いを伝える
キーポイント05 : まず賄賂!買う人がいないものは、作らない |
とりあえず、身近な女性たちに、聞いてみると良い
キーポイント06 :「つながり」は宝もの |
知恵・アイデアを出し合う他地域、異業種などとのコラボは戦力
キーポイント07 : 自分が楽しむ! |
楽しくなければ、続きません。楽しさを伝えて、仲間を増やしましょう!
ココも押さえてね01 :「してあげる」はダメ「みんなで動く」をつくる |
「できること」を「役割分担」してみる
ココも押さえてね02 :「行政などからの支援」は趣旨を理解する |
役割分担で受け持つパートに、各自が責任を持つ
詳細や費用等はお問い合わせください。