兵庫県・宿場町ひらふく、丹波路を津山へ。ときどき酷道~京女のひとり旅73
タイムスリップな川端風景。兵庫県佐用町、宿場町ひらふく(平福)。佐用川沿いの石垣に並ぶ土蔵群。
思わずスケッチ・・
ちゃいます。今回のスケッチちゃいます。35年ほど前のやつ。恥ずっ! 描きとめたかったんやろねぇ。。。ほんまに変わってへん。平福は、江戸時代初期の城下町やけど、整備されてほどなく、一国一城令でお城が廃城。けど、陣屋や鳥取藩本陣が置かれた因幡街道(いなばかいどう)有数の宿場町として発展。地区300戸の約8割に屋号がつく商人の町となって、昭和初期まで繁栄してたけど、鉄道が敷設されなかったために衰退。三セクの智頭急行(ちずきゅうこう)が1994年にようやく開通して平福駅が設置。京阪神と鳥取を結ぶ、特急スーパーはくと、が走るので経営はそこそこらし。
本陣跡のデッカイちょうちん。左手に国道373号と道の駅・宿場町ひらふく。Pに車を置いてまっすぐ歩く。
ポツンと平福駅。静かにノスタルジック。
列車入ってきます・・・ってか、特急列車やし通り過ぎて、静寂ふたたび。城下町だった頃のお城・利神城跡(りかんじょうあと)は、見えへんけど駅舎の左の山の上。旧街道沿いにあった手づくり復元ミニチュアを拡大すると、雲を突く3層の楼閣に、ロマン。
「風雲利神城」。HOLLYWOODばりの看板がえぇやん。右下に平福駅や城下町が広がる。上手につくってはるのに、あんまし気いつかへんよーな道端ディスプレイは惜しい。寂し気な駅舎横に置いてみるとか、どうえ?
平福駅アップ。近畿の駅百選と宮本武蔵プッシュ。駅前は、佐用川と田畑、のどかな景色がずーっと広がる。
歩いてるのは京女ひとり、よー目立つ。気にせーへんし。人だらけでムカつく京都市内とは雲泥の差。平福ひとりじめ感。幸せ~~。
佐用川沿いへの路地も風情。建物デッカ。繁盛してたんやねぇ。
表へまわると旧因幡街道。連子窓や格子戸の古チックな家並みが続く。お休み処がお休みしてはったんで、さらに歩く。
宿場町の端っこに選挙ポスター掲示板。衆議院選挙のを片付けてはらへんのやなくて、そーですよ兵庫県と言えば知事選挙。いろいろあるんやろけど、県民に迷惑をかける県庁ってどうよ、京都府庁職員OBは思う。同情なし。。。気を取り直して先へ。
駅にパネル推しされてた、宮本武蔵初決闘の場、の碑。佐用川にかかる金倉橋のたもと。武蔵13歳。いろいろ説がある生誕地は播磨とか岡山県の作州とか平福の近くらし。走って来はったんや。ここらで宿場町ひらふくウォーク終了。リバーサイドカフェも見当たらへんので、お金落とさずに宿泊する岡山県津山へ。
津山でランチ。「とん㐂(とん喜)」ロースカツ定とビール。160gをチョイス。写真では上手に撮れてへんけど、新米ご飯つやつや。津山リピーター。天満屋のある商店街もなかなか苦戦状態でいっつもお店探して歩きまわる。ウォークできてえぇやん思たら楽しっス。ちょっとコジャレたとんかつ屋さん、見っけ。ググったら一度閉店した店を甥っ子が再スタートさせたと。
酔い冷ましに津山城。石段ハァハァで登ると藤棚下にゆっくりできる展望ベンチ。枯れ木で愛想ないし在りし日の桜でもご覧ください。(桜の頃のブログ)
こっからは翌日のちょっとした道路事情。津山から一般国道で 帰路。無事帰れてるしえぇけど、途中えらい過酷な山道あり。帰宅後にググったら、国道ならぬ酷道429号やと。福知山市三和町でおいしい八百丹のホウレンソウ買って帰ろとナビ検索。津山から30度右上がり直線で京都丹波へ行けまっせの案内。山ん中やしちょいヤバイかも思たけど、兵庫県道路そこそこ整備されてるし、まぁえぇか。大型不可の看板を横目でチラリ。コンパクトカーやし大丈夫やろと、あるある判断。快適走行で岡山県抜けたら、兵庫県宍粟市(しそうし)からが1車線の落とし穴。朝来(あさご)のまちなかまでヒヤヒヤ走行。対向車1台でほんま良かったっス。しかも目的地が三和やし、結局和田山へ抜けて国道9号で福知山市夜久野まわり。何じゃそりゃ気分。イラついたらせっかくのアドベンチャーが台無しなるし心落ち着けて、結局京都まちなか自宅まで下道。今さらお金払わへん。。。。おかげで、冒険の成果もあり。山の斜面に巨大な建造物。神子畑選鉱場跡(みこばたせんこうじょうあと)。800年頃に開拓された鉱山。東洋一の生産高を誇った時期もあったとか。そーや、ここら生野銀山付近やん。Pとか見学できるよう整備されてたけど、朝来のまちなか手前で道幅もまだ信用できひんし、写真1枚だけで早々に出発。次は京都からまともに来てみよう。ともあれ無事やったんで旅は楽しを継続中。