2020.12.05

亀岡ほづの藍染め体験。藍染め作品展も楽しみ。ガレリアかめおかにて12月7日まで~京都ほづ藍工房

先日、亀岡の京都ほづ藍工房で、藍染め体験をされた地元亀岡のご近所さんたちを、取材させてもらいました。みなさんそれぞれの自信作をかかげて、満足の表情。パチリ!

その際にご案内いただいた、藍染め友の会の「第7回 藍染め作品展」。ガレリアかめおかにて、今日から3日間、12月5日(土)~7日(月)。

案内ハガキの画像は、昨年の作品展の亀岡市長賞受賞作品・森山さんの「タペストリー」。そして後ろにちょっと拡大して写ってるのは数年前にお借りした、ほづ藍工房の「のれん」。

写真はほづ藍工房の「のれん」の全容。幻の「京の水藍(京保藍)」復活に奮闘されてる吉川慶一社長を応援すべく、府庁時代にお借りして、京都府庁旧本館の「ちーびず展示コーナー」に掲げさせてもらったもの。「京保藍の紺は少し薄い色目が主流」と吉川さん。京都産の藍やと思うと、少し薄い目の奥ゆかしい色合いが貴賓高く感じられたものです。(ほづ藍マスクちーびずほづ藍ご紹介)

さて、藍染め体験。午前中に中野恵二さん主催のこなこな研究会に参加のメンバーから9名が、100mほど離れた場所にある京都ほづ藍工房へ移動して体験。中野さんは段取り班。藍茶や食べる藍の研究を極めるこなこな研究所。地元に住んでいながらなかなか体験の機会がないメンバーたちに、ぜひ一度体験をして欲しいと段取りをつけてくれはりました。講師の道畑さんや、保津浜テラスの松井さんペア、ガレリア朝市の湯浅女史グループたち。地元産たっぷりの湯浅さんのお弁当を食べてやる気満々のメンバー。私は取材班。

まず、京都ほづ藍工房の吉川さんから説明。いつも全力投球の吉川さん。人気のほづ藍マスクもズレる勢い。見本のハンカチはハートがかわいい。吉川さんのぼかし藍のトレーナーも着込んだ感がいい。この日は白い長袖Tシャツの藍染め。「じゃらんの体験紹介用に写真撮影もしたいので、まわりにゴミが写らないようにこまめな片付けにご協力を」とほづ藍工房の吉川佳代子さん。社長の脇を固めます。

輪ゴム、クリップ、ビー玉、洗濯ばさみなど、仕上がりが楽しくなる体験グッズの入ったケースと説明書が配られて、いろんな構図を頭に描きながら作業開始。「クリップはおもしろいねん、蝶々みたいなかわいい仕上がりになるよ」「ビー玉はてるてる坊主みたいにしばって、さらにそれをまとめて輪ゴムで止めたりしたら・・」「何にもしてないところは藍色にそのまま染まるしね」などと、作業台を回って助言やちょっと手助けの吉川さん大忙し。「紐でしばりたい」とか高度そうな工夫をする人たちに囲まれて、マイペースに熟考するのは保津浜テラスの松井さん。一級建築士さんやし小難しいこと考えてはるんかも。

中野さんも激励。湯浅かよみさんは団子のようにTシャツを丸めて早々に出来上がり。隣の後継者湯浅さんの作業を悠々と眺めつつ。。心配なのかしら。1時間ほどでみなさんの絞りが出来上がったら、いよいよ、染めの工程へ。

まずは水に浸けることから。真剣なまなざしの湯浅さん。病み上がりと聞いていたのに、体験にチャレンジしはるなんてスゴイ。

藍の液に2分間ほど漬けてから水洗い。それを4~5回ほど繰りかえして。「藍の液は冷たいねぇ」と言いつつガレリア朝市の関さんも奮闘。「いやっ、どっか転がっていったわ」と湯浅さん。絞りの団子玉が途中で藍液の中で転がってしまった様子。紺色に変化をつけたい人は、途中で絞りをはずすして色の濃淡を調整。湯浅さんの団子の中には液が入らず真っ白のままやったので、吉川さんの助言により最後は全部絞りを取って藍液へ。

と言うことで、出来上がりの記念撮影。大満足の笑顔。クリップやビー玉がこんなんに化けるんかと、私もとても勉強になりました。干す工程は自宅に持ち帰ってから。お酢につけるんですって。昔は半年ほど乾かして藍を定着させたらしいけど、お酢につけることで時間短縮されるとか。それにしても、やっぱり、性格出ますよねぇ、ホホホッ。。。けど、みなさんとても楽しそうでした。良かった良かった。ほんまにお疲れさんでした!