2026.04.14

福井県・越前万葉の里にミズバショウ~京女のひとり旅101

清楚というか、地味~というか・・ミズバショウ(水芭蕉)。福井県越前市、万葉の里あじまの苑(味真野苑)。

♪夏が来~れば思い出す・・ミズバショウの花が咲いている・・はるかな尾瀬~♪・・までは行かれへんなぁなどと、わたし的にはとんとなじみのなかったミズバショウ。へぇ、今頃咲くんやー。

アップにしても、やっぱ、地味。

結構、咲いてんねんでー。湿地に板渡して歩くとこ作ってるけど、落ちそーであんましそばに寄れへん。1200株ほどあるんやて。イノシシにやられて壊滅的やったんを、どうにかここまで回復しはったて書いてる。特にミズバショウ見に来たわけやなくて、そもそも万葉の里もちょっと寄り道で来てみた場所。京都は人満杯やから脱出して桜見のドライブ。せっかくやしランチビールとなると泊旅。今回は、京都大原から途中越え。見頃な滋賀の朽木(くつき)あたりの桜見してから福井県武生(たけふ)泊予定で、ググって見っけたスポットが万葉の里。この時期のお花畑、何か咲いてるに違いない。

散りさかんやけど、桜ロード。ちなみに無料。駐車場広々、レストランもある。

ソメイヨシノじゅうたんと、名前わからへんけど、ときどき見かける白い桜。カワイイっ。

重文の旧谷口家。19世紀前半の角屋造りの農家住宅。そないに古くはなさそーやけど、大きな石を囲むコケがえぇ感じ。

小川にはヤマブキ。

花咲く若モミジものびのび。

苑内レストラン近く、日本庭園の池にも鉢を沈めて、お花。なんだっけこれ。

小高い丘からの眺めがこれまたえぇやん。平日。ちょこちょこっと年配の人ら中心にいはるけど、敷地も広いし、何といっても静か~~。最高に贅沢な空間!!

1200年余り前、平安京より前の天平の頃からの歴史やて。越前市・味真野(あじまの)は、平城の都からこの地に流された中臣宅守(なかとみのやかもり)と、都で宅守を思う狭野弟上娘子(さののおとがみのおとめ)の悲しい恋の歌の舞台であったとか。二人の間で詠まれた情熱的な歌は、万葉集に63首も残るらし。加えて、万葉集の編集にも関わった大伴家持(おおとものやかもち)の詠んだ詩にも越前市・武生が舞台となった歌があることから、万葉の里味真野苑が整備されたんやて。

家持さんの桃の花の歌の横に、桃の花。奥に見えるのは万葉館。万葉集のロマンと恋の歌をコンセプトに作られたらし。苑内あちこちにも歌があるけど、たしなめへんのでスルーしちゃってます。猫に小判、的な。

継体大王(けいたいだいおう)花がたみ像。恋のパワースポットとして整備されてるとか。地元の高齢ペアも日向ぼっこしてはった。えぇなぁ。京都出たら知らんことばっかでゴメンやけど、室町時代に世阿弥が作った謡曲「花筐(はながたみ)」から。北陸出身と伝承される26代天皇・継体天皇(けいたいてんのう)のロマンスにあやかってね、と。。。あっ、思い出した!上村松園の美人画「花がたみ」や。静かなる狂気の美。ちょっといっちゃってる表情の女子、おるおる、松園の2大異色作のひとつ。そっか、この女子やったんやー。好きやのに離れ離れにされて・・けど最後は大王が帰って来はって、正気を取り戻し、めでたしめでたし。なーる、私、天才やなぁ。違うか。

八重の紅しだれも、京都よりよっぽどナイスな気ぃする。人を見んでもえぇんがなにより。四季折々に工夫されてそーやし、また来よっと。武生インターのすぐ近く。

JR武生駅前「こいさん食堂」。その日に仕入れた地魚の定食が人気やと後でググって知った。鯛の塩焼きチョイス正解やったでー。久しぶりにうまい鯛塩やった。福井やもんね。朝走ってきた国道8号沿い敦賀の海・・とても青かった~。

ランチ後に武生まちなか歩き。白壁の蔵が並ぶ「蔵の辻(くらのつじ)」にも紅しだれ。

江戸末~明治初に指物職人たちの工房が集まってた、タンス町通りを抜けて・・

紫式部公園まで約2.5㎞。恒例のウォークコース来たけど、問題は復路。ちょーどコミュバスが2時間ほどない時間帯。ほろ酔いでの歩きはかなりしんどいけど、しょうがない。2.5㎞戻りました。紫式部はん、越前国司に転勤になったお父さんについて武生に1年あまり滞在の御縁。

京の都の方向、こんなステキな景色を眺めながら、ずーっと立ち続けてはります。式部っち、令和は京都よりここのが、えぇで。