2019.10.24

京丹後のちーたび下見に同行。お茶をたててもらったり椎(しい)の実を見つけたり。

ちーたびコーディネーターの山本洋子さんが、ちーたび下見をするとのことで、またまた、丹後へお出かけ。お茶をたててくださったのは、綾部市の株(かぶ)正博さん。10月27日(日)、京丹後市の交流施設「天女の里」で開催予定の「写真展&サロン」のプレ実演。写真の先生もお茶のお点前も株さん。

峰山の金刀比羅神社前で買い求めた「狛猫もなか」とともにいただきました。結構なお点前でした!

「写真撮ります」って言うと、いきなりポーズ。パシャっ。

株さんは、京都府庁時代の地域力ビジネスの取り組みにも、何度か参加してくださってて、もう2年前かしら、綾部で簡単3部式きもの着付けの応援カフェの際、30人ほどの着物女子の記念写真にひとり写り込んでいらしたのが株さん。男きもの姿ではあったものの男一人だったので、「誰だっけ?」と聞かれることも多くちょっとした有名人。

私は、今回はじめて、いろいろお話させてもらいました。「大阪の会社の舞鶴支社に赴任したのが最初。由良川が氾濫してバスが取り残された災害があった時は舞鶴にいたんですよ。それから綾部の古民家に移り住んで・・」とか「これらお点前のお茶碗、菓子鉢もすべて私の作。家に窯があるので」とか、さらに、漆で蒔絵のほどこされたお弁当箱、金継ぎをしたお茶わんやガラスコップやら、出てくるは出てくるは、なんと多趣味なこと。リタイア後の引きこもりとか喪失感なんて無縁。日々楽しくてしょうがない様子。テーマ云々よりもこういう楽しさを伝えて、「みなさんアクションしましょうよ」と誘導する「ちーたび」って、良いと思いますよ。ちーたび創設時の私の思いにも合致しています。

天女の里はこんなところ。バンガローやキャンプ場の宿泊施設。祝日のこの日はバーベキュー利用のグループも。

この日、先に訪れたのは金刀比羅神社。木島神社は狛犬ならぬ「狛猫」が守り神となっている日本唯一の神社。ここは丹後ちりめん発祥の地。マユや蚕などを食い荒らすネズミは養蚕農家に大損害を与えるため、ネズミを追い払うネコを神に仕えるものとして設置されたとか。癒しのネコ。ネコ缶やネコグッズが作られ、まちおこしとしても大活躍のネコです。左が「あっ」と口をあけた母ネコと子ネコ。右が「うん」と凛とした父ネコ。お抹茶といただいた狛猫もなかに描かれたネコも「あ・うん」、裏と表で表情が違いました。

良く見ると、金刀比羅神社の境内には椎(しい)の実がいっぱい。風が吹くと次々に落ちてきて頭にパチっパチっ。「わぁ、こんなにいっぱい椎の実やん」と拾い始めるのは、きっと私たち以上の年配者。子どもの頃は、食べられる椎の実は我先にと拾われて、残っていたのは食べられないどんぐりばかりだったような。今は、落ちてるもんなんて食べへんのやろねぇ。サバイバルに生き残れへんよ。

しっかりお詣りも。

天女の里では、施設で管理や事務をされている太田一さんや、急遽、山本さんに呼びつけられたお友達の小林京子さんも、一緒に株さんのお点前を堪能。いろいろな人とつながれるのは、楽しいし、自分にとっても一番の宝物になります。お時間があれば、いろいろご参加ください。TANGOくりえいと夢のホームページはこちら