2021.03.01

糀の料理講習会・第3弾。ちょっと春バージョン~京丹後久美浜・みんなのふる里

「今が旬のブロッコリーの肉巻きソテー」。     

おいしそうなブロッコリーは講師の松井惠子さんが持ってきてくれはったもの。丹波みわ夕焼けマーケットに野菜を出してはるエコファーマー八百丹の茎ブロッコリー。茎の歯ごたえが楽しめます。

コロナ自粛解除前だったので、参加者は1回目から継続の方々に加えて、この日は亀岡のこなこな研究会で講師をつとめる、フードビジネス・コーディネーターの道畑富美さんも参加。みんなのふる里や丹後地域の食事情をウォッチング。松井講師、早朝から福知山市三和で本業のお豆腐屋さん業務をこなしてから駆けつけてくださって、アシスタントもなく一人で料理づくりに奮闘。私たちは見てるだけで、ほんまにスイマセン状態。主催のみんなのふる里・安井岩夫さん、コロナ禍の1年でも地域振興の取り組みを着々と進めるバイタリティーもスゴい。上の写真、安井さんが柱の陰に隠れてしまってごめんなさい。

茎ブロッコリーに巻く豚肉はしゃぶしゃぶ用。らせん状に巻く前に、お肉を塩糀にちょっと漬け込みます。

みんなのふる里、地元の無農薬米から作る米糀を元にした「塩糀」。「お塩を使うところにこの塩糀。お肉がやわらかくなったりまろやかな味わいを出せたりと、この塩糀はとても使い勝手が良い調味料です」と松井さん。「茎ブロッコリーで茎の歯ごたえと花つぼみの味わいを両方楽しんでもらえれば」とも。すぐ焼けるので先にタレを準備。2人分でお肉160gなら、トマトケチャップ大さじ3、お酒大さじ1、ウスターソース小さじ1、お砂糖・お好みでおろしにんにく各小さじ1/2を混ぜ合わせて。タレの準備ができたら、フライパンに油を小さじ1入れて中火で熱し、肉の巻き終わりを下にして並べ入れる。途中上下を返しながら約4分焼き、ふたをして約2分蒸し焼きに。余分な油をふいて、タレを回し入れて混ぜながら肉巻きにからめてから取り出して盛り付け。

写真は4人分。

次は「ぷりぷり食感牡蠣の春巻き」

今回の久美浜特産の牡蠣。ひと月前よりさらに大きくてジャンボ。春の産卵前の今の時期の牡蠣は大きくて栄養価も高いらしい。下処理を終えた牡蠣にも塩糀。春巻きの具に入れるので、4等分くらいにカット。2人分で牡蠣150g。その他の具材を準備。玉ねぎ1/4は薄切り。ニラ20gは4cm幅に切って玉ねぎと混ぜ合わせておく。鶏ひき肉50gにも塩糀少々を混ぜ混ぜ。具材の調味料も混ぜ合わせておく。醤油・酒・砂糖それぞれ各大さじ1、オイスターソース・片栗粉・鶏がらスープの素それぞれ各小さじ1、すりおろししょうが小さじ1/2。中火で熱したフライパンにごま油大さじ1入れて、まず水気を切った牡蠣を投入。火が通って焼き色がついたら一度取り出す。同じフライパンに鶏ひき肉を入れて中火で炒め、色が変わったら玉ねぎとニラセットを入れて炒め、玉ねぎに火が通ったら牡蠣を戻して調味料を入れてよく混ぜ合わせる。

具材が出来上がったら、パットに広げて冷まし、粗熱が取れてから、春巻きの皮(2人分だと5枚)に乗せて巻き、巻き終わりに水溶き薄力粉をつけてとめます。フライパンに2cmほどの高さまでサラダ油を注ぎ、170℃に熱して春巻きを投入。きつね色になるまで3分ほど揚げ焼きしたら油を切って出来上がり。

半分に切るとこんな感じに。パリッとかぶりつくと、牡蠣のぷりぷり食感。塩糀の塩味もほどよくきいておいしい。ぜひお試しを。

松井さんが、食べる糀・甘糀で作ってきてくださったプリン。牛乳バージョンと豆乳バージョン。「甘味があっさりしてるので、塩糀や醤油糀をちょっと乗っけて食べるのもおススメですよ」と。レシピがご入用の方は、松井惠子さんまで。福知山市三和の国道9号線、福知山市役所三和支所の向かい側「丹波みわ夕焼けマーケット」。日・月・火の14時から17時半にほぼ詰めてはります。Facebookもあります。

それにしても、松井講師、ほんまに3回シリーズお疲れさまでした。毎回、手際の良さと豆腐屋の女将さんの底力に感動!。久美浜コラボバージョンは終了ですが、松井さん講師の、普段使いのおばんざい講座とか、今度企画してみようかなぁ、と・・・画策中です。