2020.09.16

きくらげ工房&コミュニティのカフェスペース「たんここ」~京丹後市峰山

生きくらげとしょうがの佃煮ロール、う~ん、なかなかおいしい。ぷりっぷり・コリコリ食感!

京丹後市峰山町ショッピングセンター・マインの近くに、2019年8月にオープンした、コミュニティカフェ・スペース「たんここ」。去年の5月に訪問したときは改築中。今回は久しぶりに、経営応援コーディネーター・八木真澄さんも一緒です。

きくらげ工房「きくちゃんファーム」とコミュニティカフェスペース「たんここ」を展開する梅田ひろ子さん。自身の大病などから健康の大切さに思い至り、「心身ともに元気で、仲間とともに生きがいをもって生きることを、広く発信しお手伝いしたい」と、健康、食、美、カルチャー事業に取り組みます。うしろに見えてるのは伊吹山のよもぎとミネラルのお水などを使うハーブテント。デトックス効果が期待できるリラクゼーション設備。「からだの中も美しく」です。

チョコレートがはみ出した食パンのように見えてるけど、菌床きくらげ、です。たんここの隣の工房で2年程前から栽培。栄養価の高さで注目されるきくらげを、農業用ミネラルたっぷりの水で、安心・安全に育て、品質の高い国産きくらげを提供できるシステムです。

こちらは乾燥きくらげ。広く流通させたいメイン商品です。与謝野町のリフレかやの里などでも販売中。来月からは、京都府亀岡市の国道9号線沿いファーマーズマーケットたわわ朝霧でも販売予定だとか。「発信がなかなかうまくできなくて」と言うものの、噂を聞きつけて近隣府県の薬膳の先生とのコラボで体質改善の製品づくりも進められているようです。

たんここのコミュニティスペース。オープン以来、すごく賑わっていた健康テーマのセミナーやきくらげの料理講座などが、コロナ自粛でちょっとストップしたものの、最近、予約制のランチ会も再開。エコグループのお仲間さんや地域の方々などの居場所カフェとして徐々に回復しつつあります。仕切りの扉もバリアフリーを意識した吊り戸。「ご高齢の人や子ども連れの人たちにも出かけてきてもらって、健康や健康な食事のことをいろいろ知って欲しい」と。

「とりあえず、ランチ会は予約制、お一人1000円で再開しています。今日は、生きくらげと、きくらげパウダーのスープも作ってみたので、食べてみてね。」と、ロールサンドに続いて次々に出てきて恐縮しちゃいます。スープの前に置かれてるのは、きくらげのパウダー。京丹後で有機JAS認定を受けて安心な農業を目指し乾燥野菜もたくさん製造されてるエチエ農産(ちーびずでも紹介しています)とも連携予定で、乾燥きくらげの可能性をさらに広げたいと思っています。

「デザートもどうぞ。豆乳ヨーグルト、自家製酵母入りです」って。

そう、棚には自家製酵母の瓶がズラリと並んでいました。

シニア層を中心にたくさんの仲間が元気に働ける場としてビジネス展開を目指す、きくらげ工房。地域の人たちのコミュニティの拠点を目指す、たんここスペース。「今はひとりで、あれもこれもと、駆け回っていますが、きくらげパワーの食事効果でカラダもすっきりして、動くことがとても楽しい。苦手なパソコンや広報発信の作業を少しお手伝いしてもらってるので、カフェや美容のメニューももうすぐ見ていただけますよ」。長期化するコロナ禍でも少しずつ前進する取り組み。力強いです。