2019.10.18

中庭のあるカフェ「TON(トン)」~京丹後峰山の隠れ家に集う人たち

地元ガイドのまちあるき「ちーたび」。地域づくりする人たちの熱い思い、地域で残したいもの伝えたい暮らしの文化を、小さな旅にして体感や交流をしつつ楽しんでもらい、ファンや応援隊そして担い手を増やすことにもつなげる取り組み。

観光的なちーたびではなく、地元の人たちが楽しめるもので、引きこもりがちな高齢者やリタイアした人たちの知恵や力を引き出したり、孤立しない人つながりをつくり、地元から盛り上がる「丹後ちーたびモデル」づくりをめざして、ちーたびコーディネーターの山本洋子さん(ピックアップで紹介)との打ち合わせにやってきました。

京丹後市峰山、金刀比羅神社 近くの隠れ家的カフェ「TON(トン)」。

大きなミルとネコちゃんと、山本洋子さんをパチリ。

中に入ると店主の山本恵子さんがお出迎え。カウンターには常連のオジサマたちがズラリ。わからんでもないです、恵子さんのほのぼの癒しの笑顔は、一度訪れると、引きこもりとは無縁になりそう!

「中庭の手入れや管理、写真や絵なんかの展示も、ぜんぶみなさんがやってくださるのですよ。ありがたいです」と恵子さん。

店内からゆっくり眺められる中庭。手入れもバッチリ。入り口のネコちゃんとシリーズの木の花台。

店内のあちこちに、写真や絵画が名前入りで展示。レトロな雰囲気にマッチしています。

スゴイじゃないですか!丹後の方々、先生たち。

そうなんですよ!、絵を描く人、写真を撮る人、木のオブジェをつくる人、中庭の手入れがうまい人、テーマごとに先生たちをガイドにしてお話を聞いたり学んだりワイワイ。このカフェでもいいし、まちなかや商店街や景観スポットへちょっとお出かけしてまちあるき、ちーたび完成です。ある時は先生になって、ある時はお客さんになって、自分の得意技ややってみたいこと、応援できることを積極的に見つけて何でもいいので自らアクションする人になる。これがまちづくりにもつながるはずです。防災や安心安全の心がけ、介護や介護予防の話などを、わざわざ、役所や役場の会議室に来てもらって伝えなくても、常に人が集まるカフェにお話をしに来れば、役所も人を集める手間が省けるし、みんなでワイワイした方が一方的に話を聞くよりそれぞれの行動につながって効果大ですよね。

来週にはちーたび下見会やサロン実施予定の山本さん。「丹後ちーたびモデル」づくりのネットワークが、また広がりそうです。