2022.04.25

京都・大覚寺、大沢池もぐるっとひと回り。桜を楽しむ

時代劇のロケ地でおなじみの、京都市右京区、大覚寺(だいかくじ)と大沢池(おおさわのいけ)。

大覚寺の本堂・五大堂からの眺め。大沢池に突き出してるのは、池舞台。今年そして去年も、4月初旬、ソメイヨシノがとても旬な時期にお出かけしたものの、他の桜に押されてしまって、ちょっと旬を過ぎてのブログ紹介。。。まちなか四条烏丸(しじょうからすま)発市バス、大覚寺行きの終点に位置してて、私にはとても便利。帰りも始発から終点まで、座ってのんびり1時間弱のバス旅。太秦(うずまさ)のあたりに以前住んでたこともあるので、沿線の景色も懐かしい。

大覚寺の表門。真言宗大覚寺派の本山。平安時代、876年、嵯峨天皇の離宮嵯峨院が寺院に改められたもの。歴代の天皇や皇族が住持された門跡寺院。弘法大師のすすめで、疫病退散を願った嵯峨天皇が般若心経を写経。弘法大師が五大明王に祈願すると、たちまちのうちに疫病が治まったとか。そのため大覚寺は、般若心経写経の根本道場として、心経信仰が盛んに行われている、と解説あり。そー言えば、写経してはる人も、いはったよーな。

心経前殿・御影堂(しんぎょうぜんでん・みえいどう)から見た、勅使門のしだれ桜。手前のちょっと高台は、石舞台。江戸時代の重要文化財・宸殿(しんでん)の廊下を通ってここまで来るんやけど、お庭に出られへんので、宸殿の美しい建物が正面からは見れへんのが残念。今年は、霊宝館の春季特別公開へも。

カメラNGにつきパンフの小さな写真拝借。ボケボケやけど、左から大威徳明王(だいいとくみょうおう)、軍茶利明王(ぐんだりみょうおう)、真ん中の不動明王(ふどうみょうおう)までが室町時代の重文・・だったかな。NHKのEテレでも、仏像カルチャーアンコール放送中やね。私にも仏像ブーム到来。六波羅蜜寺や醍醐寺はブログでも紹介したけど、その他に、東寺や三十三間堂、もちろん太秦広隆寺など、ちょいちょいお出かけ。写真撮れへんし紹介しずらくて。。。歴史ある釈迦如来、薬師如来、弥勒菩薩、五大明王などに出会うと、なんだか、ロマンを感じる今日この頃。刀剣女子ほどに世間では盛り上がってないんかも。おかげで、宝物館そこそこ空いてるのもコロナ禍にはうれしいところ。江戸時代もんでは少々物足りない・・京女やし。

さて大沢池。大覚寺とセット券だと、五大堂から池エリアへの入り口あり。写真は、池だけコースの入り口前あたり。右手が池。周囲約1kmの日本最古の人工の林泉(林や泉水などのある庭園)。庭湖、庭池とも呼ばれるらし。当初の嵯峨天皇の造営の折に作られ、当時の最先端の文化発信地だったとか。

心経宝塔(しんきょうほうとう)は、昭和42年、嵯峨天皇の心経写経1150年の記念建立。ちょっと新しいけど、歴史はとても古い~~。いけばな発祥の花の寺でもあり、「いけばな嵯峨御流」の総司所(家元)でもある、とか。

ひっそりとたたずむ石仏群。案内のとおり、古いものは平安時代後期の作とか。ここにもロマン見っけ。

対岸のビューポイントに到着。正面に大覚寺。

ぐるっと、大沢池の桜散歩。満開の桜の宴。

アップにすると、五大堂の向こうに、宸殿の屋根の美しいカーブ。敷地がとても広いので、1時間以上はかかったかな。出口を抜けると、バス停に折り返し運転のバスが止まってるので、ついつい乗ってしまうけど、実は、このバス停は大覚寺の無料駐車場兼。そー言えば、ずいぶん、むかしむかしのその昔、まだ運転免許持ってない二十歳頃、夜のドライブで何度か来たことあったよーな。車に乗せてもらうの好きやったし、当時はやりの男子アッシー君づかい。けど、やっぱイカンなぁと反省し自分で免許取得。当時はマニュアル車で女子の取得率は低め。けど運転楽しくて、ペーパードライバーだったツレアイのアッシー君、ずーっとしてました。ただし、地図は読めてへん。ナビあって、ほんまに良かったわぁ。。。