2024.03.24

京都・霊鑑寺、尼寺の椿、春特の拝観中やけど咲いてへん。こんなこと、ある?

京都市左京区鹿ケ谷(ししがたに)。「尼寺の門跡寺院で、霊鑑寺(れいかんじ)ってどこかご存じですか?。今、特別拝観中で椿が見れるらしいんです」と、市バス銀閣寺道からちょい下がりの錦林車庫(きんりんしゃこ)下車して南に歩いてるとき聞かれて。知らんかったんですよ。もっともその問いかけの前に、「地元の方ですか?」「う~~ん、京都やけど下京やし・・・」。案の定わからへんでゴメンなさいして、しばらく歩いてから、そや、スマホでググったら良かったんやー、昭和はアカンなぁと、反省。大豊神社(おおとよじんじゃ)の梅見に来てたんすよ。2月の梅さんぽで紹介したスポットの3月検証。まちなかの自宅近くのバス系統は観光ゴールデン過ぎて乗られへんし、わざわざ、河原町通から今出川通まわりのバス乗って。なんでこんな遠回りってムカついてたとは言え、有名らしきお寺を案内できんとは、まだまだ修行が足りん。と言うことで、大豊神社終了後に霊鑑寺の春の特別拝観、私も覗いてみました。ちなみに哲学の道沿いに5分ほどやった。さっきの女子いはったら謝らんと。。。と言うことで、来て見ました~。

苔はそこそこキレイ。「100種以上の椿が咲き誇る・・」の案内もむなしく、境内にほぼ椿の花なし。「こんなん初めてなんですよ。ここまで、咲かへんなんて。ちょっとは蕾もあるけど、カタ固いし、2週間ほどの拝観期間中にはとても咲きそーにあらへんですわー」と説明されてる方もガッカリ感満載。私は、新規開拓できただけで儲けもんや思てて、むしろ人が少ないだけ、えぇやん、です。

いきなりの落ち椿。どっかから持って来はったんかしらと思わず木、見上げちゃいました。一応、ちゃんと木に花・・ついてた・・と思う。すぐ横にも・・

赤い椿。けど、このエリアだけっちゅーんも、ホンマかなーの感。

これはホンマもん。ほぼ唯一咲いてたやつ。菱唐糸(ひしからいと)の札あり。ひし型の唐子咲きってよーわからんけど、ナイスショット撮れた。満足まんぞく。

では最初っから、霊鑑寺をご紹介。

雪、舞ってましたねぇー。春分過ぎやのに。こんな日に観光する人おるんか・・・って、観光客だらけやん。門前はなかなかの情緒やけど。

手前の道沿いにはデカデカ案内。特別拝観こそ団体客の好物的な。ハデ看板に、一瞬、ゲッ。これも修行やししゃーない。800円。門跡寺院の尼寺やし、皇族や公家の女子関係ってことやね。臨済宗南禅寺派。1654年江戸初期、後水尾天皇(ごみずのおてんのう)の皇女を開基として創建。歴代皇女が住職を務めた尼門跡寺院(あまもんぜきじいん)。別名「谷の御所」。東山連峰の大文字山の手前の鹿ケ谷にある御所、かな。

書院南の庭園。池泉鑑賞式庭園(ちせんかんしょうしきていえん)は江戸中期の技法らしくちょい新し版。うーん、あんまし、なじみない。

江戸初期に京都御所から移築された書院が、上の庭園から見下ろせる。谷やから庭園も2階建て。2階庭園の本堂には本尊・如意輪観音像あるらしけど、奥過ぎて見えへん位置やった。天台宗の恵心僧都(えしんそうず)の作で、より東にあった如意寺の本尊を持ってきた・・・の説明あるけど、見れへんかったんで、もうえぇ。咲いてへん椿のかわりに、仏像を間近で見せてくれたら、言うことなかったんやけどなぁ。。

庭にこんなんとか、

書院には、こんなしつらえとかあったけど、そないに無理しはらへんでもえぇのに。椿かて、咲きたないときもあるやろし。道訪ねはった女子には会えへんかったけど、ちゃんと拝観できたやろか。今なら、しっかりご案内できますえー。