2022.06.23

島根県・浜田市、女子好みのランチと浜田城跡ウォーク~京女のひとり旅33

JR浜田駅1階、観光案内所のおネェさんに教えてもらったお店でランチ。ナイスなチョイス!

浜田駅前のロータリーにある、からくり時計「どんちっち神楽時計(かぐらどけい)」。石見(いわみ)地方の伝統芸能「石見神楽」。早朝、車で山口県萩の世界遺産スポットめぐりしてから、海沿いの国道を走り、午後1時前、ホテルに車を置いてすぐ横の駅へ向かうと、いきなり動き出した、からくり時計。さすがの島根県、車たくさんやのに人は歩いてへん。ここで写真撮るん恥ずかしなぁ、どうせすぐ終わるやろ、としばらく見てても終わらへん。ならばと、急いでカメラを取り出してパチリ。さらに数分後に最上階の大蛇(おろち)の首が切られて終了。客待ちタク以外の車は、入れ替わってました。世間は多忙。
ビールも飲みたいし~言うて、観光案内所の女子に教えてもーたんが、駅近くの「港・浜田の味どころ『きらら』」。お昼休み過ぎで席空いてて良かった。定食や一品もんの中から、昼膳をチョイス。お刺身、魚の煮つけ、エビフライ、青いお皿のもみじおろしの下は牛。女子好みのちょっとずついろいろ膳に満足。日本海に面した水産都市・浜田のお刺身はうまい。ちょっと年季が入った女子は外さへんねぇ。もうこのまま昼寝でもしたい気分やったけど、せっかくの浜田市のまちなかも知りたいので、ウォークをスタート。
来しなにも車窓から確認した浜田城跡への登り口。2㎞ほど離れてたけど、朝から車ばっかやったし歩くことに。がしかし、ちょいビールのカラダは重く、山道をふらふらふぅふぅへぇへぇはぁはぁ。誰も歩いてへんで見られんで良かった、結構うっそうと木々が生い茂る山道。ランニング以外はほぼ人が登ってないとみた。途中の護国神社社務所に、中のトイレ利用可、声かけてね、と。お言葉に甘えてから、駐車場の方を見るとトイレ棟発見。今どき、みな車やね。
城門かと思たら、「浜田県庁の門」やて。本来は門のない場所で浜田城ゆかりの門でもないらし。元々は津和野藩庁の門。明治3年の浜田県設置にともない建物とともに移設。その後浜田県は島根県になり、昭和41年まで県支所の施設として明治・大正・昭和の地方政治を見つめ続けてきたとか。それにしても、ずいぶん高い場所でしかも急な斜面。ちょっと置き去り感。

天守閣跡地からの眺め。日本遺産、北前船寄港地・外ノ浦(とのうら)。江戸時代から廻船問屋が軒並みを連ね、貿易や商業のまちとして栄えたと。浜田城は平山城で海城。日本海や湾の様子が一望できます。

朝は曇ってたのに、とってもブルーな空と海。浜田は夕日スポットが有名やけど、早寝早起きにつき早々に下城。ショッピングセンターゆめタウンを発見して夜の買い出し。浜田産の旬まっさかりの真イカお造りゲット。帰りの2km歩きはチカラなく、キョロキョロしてバス停を探しあてると運よく循環バス。駅には絶対行くはずと即乗車。たいがいはICOCAが使えるはず。ほどなく停車した浜田医療センター前のバス停で下車。ここ駅裏。ホテル駐の入り口探してた時迷い込んだとこで、駅への連絡通路が見えてたし。もう地元民より通(つう)かも。

ホテルから駅裏あたりの眺め。左にJR浜田駅舎。右の大きな建物が医療センター。渡り廊下の左側にバス停のあるロータリー。駅前へはグルーっとまわって線路を超えます。まちはすっきり便利に。昔のお笑い映画・駅前シリーズみたいな面影はなく。。

ところで、途中に立ち寄った、浜田市立石正美術館(せきしょうびじゅつかん)。浜田市三隅町(みすみちょう)出身の日本画家・故石本正(いしもとただし)画伯のアトリエや作品多数所蔵。生誕100年回顧展のチラシを、京都の等持院(とうじいん)にお出かけしたときに入手・・等持院近くに自宅があったらし。今回の九州旅、お墓参り以外に事前に決めてた場所は、唯一ここでした。あとは寄り道、へへっ。

左側の舞妓はんはクリアファイル。小さくて見にくいけど、ポストカード下の企画展チラシの裏面に、舞妓裸婦の絵。これらが画伯の得意分野らし。三人舞妓の一筆箋も買うたけど、さすがに、裸婦もんはパスしました。そして、この美で買い求めたグッズだけが、今回の九州旅のお土産でした。こんなにお金落とさへんかったら、喜ばれへんやろか。・・いやいや、ちゃんと真面目にランチビールもしたし、真面目にブログも書いたし、上出来やんと自己評価。まちの文化や暮らしもウォッチングする旅。もうはや、次のまちへお出かけしたくて、ウズウズしています。