2020.12.11

糀×お豆腐の料理講習会「ふわっとしっかり塩糀豆腐ハンバーグ」~京丹後久美浜・みんなのふる里

おいしそう!・・・はいっ、おいしくよばれましたよ~ん。

無農薬・無化学肥料の久美浜産米の「米糀」製品。地域特産としてアピールにつとめる「みんなのふる里」が主催する、糀の料理講習会。

今回使うのは塩糀。

まずは、みんなのふる里の安井岩夫代表からごあいさつ。手前は奥様。みんなのふる里の拠点となる配食サービス&食堂「えんがわ」(久美浜町友重)の運営を取り仕切ってはるけど、今日はお客さんで糀とお豆腐のコラボを学びに。とは言え、「あっ、お鍋忘れた~。ボールでなんとかならへんかなぁ」と叫ぶ講師に、「いやいや、そこで、買うてきますわ」と近所の金物屋さんからIH鍋をゲット。準備や講師の料理補助にも奮闘。みんなのふる里の強みは安井代表とのパートナーシップやねぇ、きっと。

さて講師は、福知山市みわのお豆腐屋さん・松井惠子さん。荷物の箱を車から降ろしたあと「大根おろし器忘れたんは気づいたしそこで買うてきたんやけど。朝からバタバタでゴメンやで~」と大根一本ぶらさげて会場入り。今日の会場は、久美浜のまちなか久美谷川のリバーサイドにたたずむ「糀マルシェ」。参加6名+講師スタッフやら合わせて全9名。糀マルシェの店頭に貼り付けられたチラシを見て、即参加申し込みをしたとのご近所の女子2人連れも。私のチラシも少しは役に立ったようでうれしっ!「コロナ禍で密を避けた方がいいし、定員10名ってしてたけど参加者は6名で打ち切りました」と安井代表。安心安全が第一。

お豆腐屋の大将ってコスチュームの松井さん。きっと料理も普段使いしやすいものに違いない。期待がふくらみます。

使うのは、みわの地元でも大人気、昔ながらの「手づくりもめん豆腐」。

手順は・・・1.お豆腐は水切りをしておく。2.具材はお豆腐、ひき肉、玉ねぎ。3.まずひき肉を塩糀で混ぜてから、水切りしたお豆腐をつぶしながら入れてよく混ぜる。4.みじん切りの玉ねぎとコショウを入れてさらに混ぜて、もったりしたら焼くまで少々寝かせておく。「塩糀を入れるし、あと玉子やらのつなぎは使いません。シンプルに。」「ひき肉は牛でも、豚でも、合いびきでも、鶏でもお好みで。私は肉を食べへんので自分のはお豆腐だけやけど、シイタケやらいろいろ具材を入れるとおいしいよ。」と。そう、松井さんお肉もハムもベーコンも食べへん人。タンパク質はお豆腐やお魚で問題なし。家では肉の入った家族用と自分用は肉をよけたやつを作るとか。まあ。なんにしても、ちゃっちゃと手が早いので料理の2種類や3種類の手間はどーってことないみたい。「この肉団子は、鍋料理や餃子の餡にも使えるし冷凍しとくのもいいですよ」と。話の合間も休まず調理は進みます。

5.生地は空気を抜きつつ丸めて真ん中をへこませて焼く。フライパンでもOK。ホットプレートなら多人数でも対応可。

6.焦げ目がついたらひっくり返し、蓋をして蒸し焼きに。お豆腐から水分が出るので水を足す必要なし。ぷっくり肉汁が透明ならできあがり。

さっぱりポン酢と大根おろしで。付け合わせは、みわ夕焼けマーケットの特産水菜とトマト。やさしいお味が好評。「帰ったらさっそく作ってみよう」との声。

レシピはこちら。レシピ右は「塩糀黒ごま豆乳プリン」。「材料を混ぜて冷やして固めたらできますよ。ごまは黒でも白でも。すりごまでOKやし練りごまでも。」と松井さんの簡単な解説。関心のある方はチャレンジを。私は・・みわ夕焼けマーケットで試食が出てくるのを期待することにしよっと。

あと関心が高かったのが、塩糀でつくる「大根べったら漬け」のお話。「イチョウ切りにした大根を、水と塩を入れたジップロックで一晩寝かせたあと、水を切って塩糀に漬け込んで、3日ほどしたら食べられます。甘味も一緒に漬け込むと口当たりがよくなるよ」とのこと。これもまた、夕焼けマーケットの試食に出てこないかしら、なーんちゃって。男子の参加者は、この糀マルシェのキッチンを拠点に、キッチンカー運営を計画中の酵素ドリンク作りマイスターさんと、地元の牡蠣やムール貝の料理を提供してみたい地域協力隊の若者。講習会の最後にむき身の牡蠣を出してきて、「これで何かメニューを考えてもらえないか」と松井さんへ依頼。もう少し早めに出してくれたらホットプレートで焼いて食べられたのに・・なーんてはダメですね。コロナ禍での宴会禁止。次回の講習会での、糀とお豆腐と牡蠣の松井講師のアイデア料理に期待しましょう!

「松井さんお疲れ。今夜は久美浜の牡蠣料理やねぇ」と言うと、「いやー、商工会女子部つながりで、カニを注文してるんや、貰いに行かんと」って。なんと、そんな手があったのか~~~。ともあれ、糀の料理講習会第2弾も計画されるよーなので、とりあえず、車を冬タイヤにしてスタンバっておこうと思います。