2026.10.31

モデルになったミューズたち~京都・堂本印象美術館

ボッティチェリ風やけど、ちょっとゆるすぎひん?。京都市北区、堂本印象(どうもといんしょう)美術館「モデルになったミューズたち」展。開館60周年。数枚カメラOKをご紹介。(堂本印象1891ー1975)

作品名《應無所住而生其心(おうむしょじゅうにしょうごしん)》・・長い!読まれへん。亡くなる前年の作品で、清らかな心を持ち、とらわれてはならないという仏教の教えらし。寺院の障壁画を数多く手がけた印象。宗教にも造詣が深く、生涯描き続けた女性像の締めくくりは、悟りの境地で描いた本作品やったと。そー言われたら、愛おしさマシマシ。最初はこれがメインビジュアル?て思た。1974年(昭和49年)83歳の作。

《木華開耶媛(このはなさくやひめ)》1929年。かなりデッカイ絵。「古事記(こじき)」に登場する、木の華(はな)のようにうるわしい女神。美しく花を咲かせる春の女神で、桜やタンポポが咲き誇る。代表作やしよー見るけど、ちょっと神話チックすぎる感もあったり。今回、下絵の展示があって・・

女子が人間的でかわいい。このまま本チャンにしはったら良かったのに、は個人の感想です。モデルは16歳離れた印象の末妹の菊子。

《菊子》1930年。印象は9人兄弟の三男。妹5人。妹や親せきの女子をよーモデルにしてはる印象。去年ブログ紹介した智積院(ちしゃくいん)の襖絵も姪がモデルやった気ぃする。(前回の堂本美ブログ)初期から晩年までさまざまな女性をモデルに美を追求した印象。ミューズ展では多彩なアプローチが堪能できる。

《實(みのり)》1930年。ブドウの木に寄りそうおさげ髪女子も菊子。これは近代風な樹下美人図。構想ではこの女子を仏画の菩薩さん風にしよか思てたらし。思いとどまってくれて良かった。短い着丈やら人間らしさが見える。これもデッカイ版。よー見る作品っス。

《太子降誕》1947年。聖徳太子の誕生のシーンなんやて。めずらしない? 幼少期の聖徳太子はお寺やらでときどき見かけるけどね。マリアとキリストのイメージやろか。最高裁判所の壁画に聖徳太子描いたり、太子と縁が深い印象ならでは。昭和22年、終戦後の第1作らし。

《春》1927年。うららかな春の陽射しのなか、麦畑にムシロを敷いて少女が小さい妹の髪を梳いている様子。膝の上のネコの昼寝や飛び交う蝶々がのんびりを表現。カラダの弱かった印象がときどき療養してた九州の別府のイメージやて解説あるし別府的なもんて何かあるんやろか、と目を凝らしてみたけど、特になし。これも下絵展示があって。。

説明書きにあるよーに、この《幼女》は結構愛くるしいけど、これも本チャンのは目つきがスルどすぎて、かわいない。まぁ、いろんなミューズがおって、それぞれに美がある、っちゅうことでしょうか。

昨年、国の登録有形文化財に登録された堂本美。館内には印象デザインのものばかり。カフェでも併設してくれはったら言うことないのに。またカメラOKの企画展に出会えたら、ブログしましょう。