2019.11.01

晩秋の上高地へ~京女のひとり旅7

飛騨路は山の中。京都から東海北陸道へ、高速の岐阜県美濃エリアを過ぎて飛騨エリアに入ると、一足早く紅葉した山また山が目に飛び込んできて一気に秋本番。さらに奥飛騨方面へ進み大駐車場に車を止め、岐阜県側からバスに乗り換えて安房トンネルを通って向かうのは、特別名勝そして特別天然記念物、2つの称号を持つ長野県上高地。自然保護意識が高い山岳景勝地で、100年ほど前の1909年・明治42年から高山植物の採取禁止、1975年・昭和50年からはマイカーを規制し、地元をあげて上高地の自然を次世代へつなぐ取り組みがされています。

夏と秋には必ず訪れる癒しの上高地。高山観光協会で車椅子を借りてツレアイを連れてきたことも。一人になっても上高地は変わらず私をあたたかく迎えてくれます。今年の夏にお出かけした時は雨に降られて、花たちもちょっと元気なく山頂は厚い雲。今回もちょっと微妙な雲。けど今年は仕方ないですね。ここらあたり前日は大雨警報で今朝は濃霧注意報。夜のうちに雨が止んでくれただけでもありがたいお出迎えです。

朝8時前、大正池でバスを降りてウォーク開始。朝日があたり始めた焼岳の光と影のコントラスト。

標高約2500mの活火山・焼岳。標高約1500mの上高地からはすぐそこに見えるので、山頂の雲を、ふぅー、って吹き飛ばしたいくらい。河童橋に到着する頃には晴れてるかもと、振り返りつつ歩き出します。森林浴たっぷりのコース。

田代湿原の紅葉。穂高連峰はまだ雲の中。

田代池も秋色。水がほんまにキレイやねぇ。

梓川に沿って、上高地の紅葉終盤を彩る、黄金色のカラマツ群。

河童橋に到着すると、雲がちょっと横にずれて、焼岳の山頂が見えるようになりました。うれしい!。梓川も、前日までの大雨でちょっと濁ってはいるけど、しっかりとゆったりと流れています。

穂高連峰山頂の雲が晴れるのを待つ間、カフェ休憩。大正池から河童橋まで約1時間歩くと、やはりスイーツを欲します。ちょっと、お高い目ではあるんですけど。100%晴れならアンパンでもおにぎりでも持参したいところですが、雨だとちょっとねぇ。お弁当が配られる団体旅行とか、こんな雨の中でカッパ着てお弁当食べさせるってどうよ、と、気の毒な光景に出くわすこともあります。山の天気は変わりやすいもの。けどこの日は曇りのち晴れの山日和。気温も15℃ほど。カフェのオープン席で梓川と人を見ながらいただきました。

やったー!。日頃の善行が功を奏して・・ふふふっ、見えてきました。雪をいただく穂高連峰。感動!。天使のわっかならぬ、雲のわっかもご愛敬。ここまで見れればOK。

イヤホンからは、サミュエル・バーバーの「弦楽のためのアダージョ」。慟哭のようなクライマックスと穂高連峰をしばし堪能。

と、女子ひとり旅の上高地はここらへんで終了。午前11時頃の帰りのバスに乗り込みます。秋晴れなら明神池までウォーク続行したいところですが、午後からは観光客も倍増するでしょう。それでなくても森林ウォーク中にペチャクチャおしゃべりする国内外の団体客が増えて、以前より耳栓代わりのイヤホンのクラシックで心を静める時間が増えてる私。ほんまは、鳥のさえずりやら川のせせらぎを聞きたいんやけど、上高地でイラついてたら何のこっちゃ、になります。満足したらとっととこの場を離れて、ランチ&ビールは高山市内で車を置いてゆっくりと。言うても、高山市内も外国人客であふれていますが、まあ、ベテランツーリスト、何とでもなるでしょう。

ちなみに、2年前の秋晴れの上高地写真です。また、来シーズンも楽しみやなぁ。