2023.10.19

滋賀県・醒井、梅花藻に浮かぶ「名水まんじゅう」がカワユイ~京女のひとり旅53

醒井(さめがい)と言えば、清流と梅花藻(ばいかも)。中山道醒井宿を流れる地蔵川の水中にただよう桃の花に似た白い花。その水面にお盆を浮かべて、おいしそーな「名水まんじゅう」。

と言いたいとこやけど、これは、醒井のお万屋さん・丁子屋(ちょうじや)のディスプレイ。屋根部分に水が流れる涼しげな演出にひかれて、名水まんじゅう2種ともゲット。こしあんとラムネ。ラムネはことのほかラムネ、ってかソーダ味。のどごしツルンで、なんぼでも食べれそーや。

JR東海道線醒ケ井駅(駅名には「ケ」が入るらし)から地蔵川沿いに源泉「居醒(いさめ)の清水」まで約15分ほどのウォーク。丁子屋はそのコース沿い。近くに醒井木彫美術館があって、数年前に来たときは興味がなかった美術館にちょっと入ろか思たら、土日祝だけの開館。なんやそれ。けど美の玄関先にはリバーサイドカフェっぽく椅子が並んでたんで、ちょっとお借りしてお万をペロリ。まぁ良しとしよう。けど地元密着の美術館、平日のリタイア組取り込んだ方がえぇんちゃぁう?私みたいにひとりで歩いてはる人ちょこちょこいはったえ。ちなみに丁子屋にパン部門あり。ハムチーズデニッシュとこしあんぱんが明日のパン、朝食になりました。

おぉ~梅花藻!。水中でゆらゆら。ちょっと旬外れやし7、8月の旬ほどは咲き誇ってへんけど、それなりの情緒。ただカメラを引くと・・

水量も、まわりに緑もあらへんしでカメラ映えしーひん。なにより川面は落ち葉だらけ。

しゃーない。木々はすっかり葉を落としてる。いつまでも暑いけど、季節は秋真っただ中。

鈴鹿山系の霊仙山(りょうぜんざん)の麓、ヤマトタケルノミコトの熱を醒ました伝説の湧水「居醒の清水」がある清流の郷。地蔵川の流れに沿って栄えた宿場町には、水にまつわるスポットあり。澄んだ水ってえぇね、心落ち着く。ところでこの日は、まず秋晴れの伊吹山山頂からの眺めを満喫。宿泊予定の米原のホテルに車を置いてJR。醒ケ井駅スタートはお昼過ぎ。まずは、ランチ。

琵琶湖のフォアグラ「びわます丼」。駅前の「かなやキッチン」。醒井にあるデッカイ養鱒場(ようそんじょう)では、にじますを養殖してはるし、メニューの醒井名物も「にじます丼」やったけど、ついつい高い方を選んでしまう・・京女。フムフム、癖ないしおいしやん。次回はさらに高い近江牛ローストビーフ丼しよかなぁ、庶民的なマスフライ定食もえぇなぁ、おっエビフライ定もあるやん、と品数そこそこな古民家的カフェ。けど、お昼時やのに貸し切り状態ってうれしけどちょい心配。最近は岐阜県高山へのお出かけにこの醒ケ井駅前国道走るけど、駅横の農産物やら売ってた水の宿駅っちゅう大きな施設が廃墟になってたんも気になって、今回の旅。老朽化らしけど、それなら早よ取り壊わさんと、まちも沈むよ。琵琶湖の水止められたらいややし、びわます丼食べるとか米原のホテル泊まるくらいならいつでも協力するんで、言うてや。。。ということで、最後に、秋晴れの伊吹山山頂あたりからの写真。

雲がえぇ感じ~~。ブルースカイとブルーレイク琵琶湖。たぶん醒井あたり見えてるはず。真ん中あたりの白いタワーが米原市にあるやつやろし、そのあたりから山沿いにカーブして走るんがJR東海道線やないかと。じーっとみてたら転げ落ちそーや。もうすぐ紅葉。また晴れたら、行きたなるんやろなー。とにかく京都脱出を画策する毎日です。

 

<やれやれ・・>

JR米原駅横ホテルお気に入り。伊吹山や琵琶湖が望めるし、何より新幹線や在来線の眺め最高。特にしょっちゅう通過する東海道新幹線、ずーっと見てても飽きひん。初めてドクターイエロー見た時、あれっ、ここ東海道線やなかったっけ?って色にビックリした思い出も。在来線は便利で長浜や彦根が近い。特に現役時代、桜の時期に週末泊できて車と電車でスイスイ混雑知らず。ただし、ここ泊して新幹線で名古屋へ行くと、特に帰り、新幹線ホームでこだまを待つ間に、次々にやって来るのぞみを見送るハメに。京都帰った方がよっぽど早い。乗車後もさらに岐阜羽島駅で何本かに追い越されてなんや屈辱的。なんで泊するんやろ、って気持ちなるんで名古屋行きはNG。まあ、三河安城とかこだま駅やったらえぇんかなぁ、などと、ついつい考えてしまう。いや、ほんま、旅のチャレンジ、楽しねぇ。