2022.06.17

熊本県・阿蘇山、新緑とミヤマキリシマ~京女のひとり旅30

宮崎県高千穂から、急遽、足を延ばした、火の国熊本の阿蘇の山には、ミヤマキリシマが咲いてました。ラッキー!

高千穂から阿蘇への途中の展望所では、青空と視界良好を確認。昨日の雨がいろいろ洗い流してくれたよう。阿蘇山という山はなくて、阿蘇五岳を中心にした中央部の山々を阿蘇山と呼ぶことが多いとか。高岳(たかだけ・1592m)を最高峰に、根子岳(ねこだけ・1433m)、中岳(なかだけ・1506m)、烏帽子岳(えぼしだけ・1337m)、杵島岳(きしまだけ・1321m)の5つ。外輪山(がいりんざん)が火口原のまちをグルっと囲む景色も、またスゴイ。周囲128kmもあって、世界最大級の火山。歴史は、高千穂のブログで紹介のよーに(高千穂ブログ)、約27万年前から4度の大噴火、特に最後の9~10万年前の一斉噴火の大陥没で今の外輪山の原形が生まれ、このくぼ地に火口湖ができ断層や侵食がくり返されて、3~5万年前に阿蘇五岳の山々が噴出したとのこと。

県境を越えて阿蘇パノラマラインへ。昔は道路公団の有料道路だった阿蘇登山道路。南阿蘇村から北上する吉田線ルートを進むと・・

南阿蘇を一望する大パノラマ展望所。ぐるっと外輪山のカーブが美しい! 看板メイン写真でゴメンやけど。。。さらに、阿蘇パノラマラインはクネクネカーブを走って、阿蘇山上へと一気に駆け上がると・・

新緑の草原。遠くに、牛さんたちも見える。

早よ、起きなはれっ。

おぉ~~。山肌の見える山頂がすぐそこに。烏帽子岳。茶色はえぇけど、赤っぽいもんって何やろ、あちこちずーっと見えてるし。。まさかマグマ?・・と思いきや・・

お花やん。あっちにもこっちにも、ミヤマキリシマ・霧島つつじ、ナイス!新緑だけやなかったんやー。足を延ばした甲斐あった~。バックは杵島岳かな。右手の山にもお花あるけど、山頂の方はなんか白くて緑も無い。雪でも積もってるんかなぁ・・・って、なんでやねん、火山やっちゅうねん、と、1分ほどしてひとりツッコミ。

もしや、中岳?・・噴火中の中岳がこんな近くに見えるなんて、なんか感激~~。

草千里の小高い丘からのアングル。落ち着いて見ると、あー中岳やね、ってわかるけど、噴煙がほとんど上がってなかっても、こんなんいきなり隣に現れたら、ビックリしまっせ。とは言え、このライン2回目。参考に2年ほど前の12月の写真は・・

草千里からやし、比較的落ち着いて見てられたけど。写真右側が通ってきたパノラマライン方向で、煙やガスがあたりを覆い尽くしてる。牛さんを見たあたりにトンネルがあって、「火の国トンネル」言うらしけど、前回は、抜けるといきなりガスってて、さらに、ゆっくりせり上がる噴煙が間近に見えて、一瞬、そのまま帰ろかなと。だってさ、御嶽山(おんたけさん)とか、ちょっと古いけど雲仙普賢岳(うんぜんふげんだけ)の噴火も、後付けで、いきなりの想定外やった言わはるやん。特に、普賢岳の噴煙が消防車だか報道車だかへ後ろから迫って来る映像が思い出されて、ひとり旅だとものスゴ不安。草千里の駐車場まで、わき目もふらず通り抜けたんで、烏帽子岳も中岳も確認できひんかった。ってか視界不良で見えてへんかったと思う。中岳の火口は道路のこんな近くにあったんやねぇ。知らんかった方が幸せな気もしてきた。阿蘇パノラマラインは他のコースもあるし、中岳火口へもある程度近づけるみたい。次回は、もうちょい気合を入れて来ることにしよう。

視界良好、新緑の草千里と烏帽子岳。まだ朝10時前、早すぎてカフェも開いてへんかったんで、とっとと延岡のお墓を目指すこととしました。カフェ代浮いた。早起きは三文の徳・・そこ?